問題3では、与えられた2つの2次関数について、頂点の座標と軸の方程式を求める。問題4では、与えられた2つの2次関数について、指定された範囲における最大値と最小値、そしてそれらを与える $x$ の値を求める。

代数学二次関数頂点最大値最小値平方完成
2025/3/6

1. 問題の内容

問題3では、与えられた2つの2次関数について、頂点の座標と軸の方程式を求める。問題4では、与えられた2つの2次関数について、指定された範囲における最大値と最小値、そしてそれらを与える xx の値を求める。

2. 解き方の手順

問題3:

1. $y = 2x^2 + 3$ について:

この関数は y=a(xp)2+qy = a(x - p)^2 + q の形に変形することで頂点を求めやすい。
y=2(x0)2+3y = 2(x - 0)^2 + 3 となるので、頂点の座標は (0,3)(0, 3)
軸の方程式は x=0x = 0

2. $y = 3(x + 2)^2 - 1$ について:

この関数は既に y=a(xp)2+qy = a(x - p)^2 + q の形になっている。
頂点の座標は (2,1)(-2, -1)
軸の方程式は x=2x = -2
問題4:

1. $y = x^2 - 2x - 2$ ($-2 \le x \le 3$) について:

まず、平方完成を行う。
y=(x1)23y = (x - 1)^2 - 3 となる。
頂点の座標は (1,3)(1, -3)。この頂点は指定された範囲内にある。
x=2x = -2 のとき、y=(2)22(2)2=4+42=6y = (-2)^2 - 2(-2) - 2 = 4 + 4 - 2 = 6
x=3x = 3 のとき、y=(3)22(3)2=962=1y = (3)^2 - 2(3) - 2 = 9 - 6 - 2 = 1
頂点での値は 3-3
よって、最大値は 66 (x=2x = -2 のとき)、最小値は 3-3 (x=1x = 1 のとき)。

2. $y = -x^2 - 4x + 1$ ($-1 \le x \le 1$) について:

まず、平方完成を行う。
y=(x+2)2+5y = -(x + 2)^2 + 5 となる。
頂点の座標は (2,5)(-2, 5)。しかし、この頂点は指定された範囲外にある。
x=1x = -1 のとき、y=(1)24(1)+1=1+4+1=4y = -(-1)^2 - 4(-1) + 1 = -1 + 4 + 1 = 4
x=1x = 1 のとき、y=(1)24(1)+1=14+1=4y = -(1)^2 - 4(1) + 1 = -1 - 4 + 1 = -4
軸は x=2x = -2
指定された範囲内では、x=1x = -1 のとき最大値 44x=1x = 1 のとき最小値 4-4

3. 最終的な答え

問題3:

1. 頂点の座標: $(0, 3)$、軸の方程式: $x = 0$

2. 頂点の座標: $(-2, -1)$、軸の方程式: $x = -2$

問題4:

1. 最大値: $6$ ($x = -2$ のとき)、最小値: $-3$ ($x = 1$ のとき)

2. 最大値: $4$ ($x = -1$ のとき)、最小値: $-4$ ($x = 1$ のとき)

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