与えられた集合AとBに対して、$A \cap B$ (AとBの共通部分) と $A \cup B$ (AとBの和集合) を求める問題です。 (1) AとBが要素を列挙して与えられています。 (2) AとBが不等式で定義された実数の集合として与えられています。

集合論集合共通部分和集合要素不等式
2025/4/16

1. 問題の内容

与えられた集合AとBに対して、ABA \cap B (AとBの共通部分) と ABA \cup B (AとBの和集合) を求める問題です。
(1) AとBが要素を列挙して与えられています。
(2) AとBが不等式で定義された実数の集合として与えられています。

2. 解き方の手順

(1) A = {1, 2, 3, 4, 5}, B = {2, 3, 5, 7} の場合
* ABA \cap B は、AとBの両方に含まれる要素の集合です。AとBの要素を比較して、共通の要素を見つけます。
* ABA \cup B は、AまたはBに含まれるすべての要素の集合です。AとBの要素をすべて含み、重複する要素は一度だけ含めます。
(2) A = {x | xは実数, -2 < x < 6}, B = {x | xは実数, -5 ≤ x ≤ 0} の場合
* ABA \cap B は、AとBの両方を満たす実数xの集合です。不等式で表されたAとBの範囲の共通部分を求めます。
* ABA \cup B は、AまたはBを満たす実数xの集合です。不等式で表されたAとBの範囲を合わせたものを求めます。
(1) について
* ABA \cap B: AとBに共通する要素は2, 3, 5なので、AB={2,3,5}A \cap B = \{2, 3, 5\}
* ABA \cup B: AとBのすべての要素を合わせると1, 2, 3, 4, 5, 7なので、AB={1,2,3,4,5,7}A \cup B = \{1, 2, 3, 4, 5, 7\}
(2) について
* ABA \cap B: Aは2<x<6-2 < x < 6、Bは5x0-5 \le x \le 0なので、共通部分は2<x0-2 < x \le 0。したがって、AB={xxは実数,2<x0}A \cap B = \{x | xは実数, -2 < x \le 0\}
* ABA \cup B: Aは2<x<6-2 < x < 6、Bは5x0-5 \le x \le 0なので、和集合は5x<6-5 \le x < 6。したがって、AB={xxは実数,5x<6}A \cup B = \{x | xは実数, -5 \le x < 6\}

3. 最終的な答え

(1)
AB={2,3,5}A \cap B = \{2, 3, 5\}
AB={1,2,3,4,5,7}A \cup B = \{1, 2, 3, 4, 5, 7\}
(2)
AB={xxは実数,2<x0}A \cap B = \{x | xは実数, -2 < x \le 0\}
AB={xxは実数,5x<6}A \cup B = \{x | xは実数, -5 \le x < 6\}

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