点A(4, 6), B(-6, 1), C(2, -3) が与えられている。 (1) 直線BCの傾きを求める。 (2) 点Pをy軸上にとるとき、三角形ABCと三角形PBCの面積が等しくなるような点Pの座標をすべて求める。

幾何学座標平面三角形面積傾き点の座標
2025/4/16

1. 問題の内容

点A(4, 6), B(-6, 1), C(2, -3) が与えられている。
(1) 直線BCの傾きを求める。
(2) 点Pをy軸上にとるとき、三角形ABCと三角形PBCの面積が等しくなるような点Pの座標をすべて求める。

2. 解き方の手順

(1) 直線BCの傾きを求める。
点の座標 B(-6, 1), C(2, -3) を用いて、傾き mm は以下の式で計算できる。
m=y2y1x2x1m = \frac{y_2 - y_1}{x_2 - x_1}
ここで、(x1,y1)=(6,1) (x_1, y_1) = (-6, 1) , (x2,y2)=(2,3)(x_2, y_2) = (2, -3) なので、
m=312(6)=48=12m = \frac{-3 - 1}{2 - (-6)} = \frac{-4}{8} = -\frac{1}{2}
(2) 点Pの座標を求める。
点Pはy軸上にあるので、P(0, p) とおく。
三角形ABCの面積を求める。A(4, 6), B(-6, 1), C(2, -3)
三角形の面積の公式より、
S=12(xAxC)(yByA)(xAxB)(yCyA)S = \frac{1}{2} |(x_A - x_C)(y_B - y_A) - (x_A - x_B)(y_C - y_A)|
S=12(42)(16)(4(6))(36)S = \frac{1}{2} |(4 - 2)(1 - 6) - (4 - (-6))(-3 - 6)|
S=122(5)(10)(9)S = \frac{1}{2} |2(-5) - (10)(-9)|
S=1210+90=1280=40S = \frac{1}{2} |-10 + 90| = \frac{1}{2} |80| = 40
三角形PBCの面積を求める。P(0, p), B(-6, 1), C(2, -3)
三角形の面積の公式より、
S=12(xPxC)(yByP)(xPxB)(yCyP)S' = \frac{1}{2} |(x_P - x_C)(y_B - y_P) - (x_P - x_B)(y_C - y_P)|
S=12(02)(1p)(0(6))(3p)S' = \frac{1}{2} |(0 - 2)(1 - p) - (0 - (-6))(-3 - p)|
S=122(1p)6(3p)S' = \frac{1}{2} |-2(1 - p) - 6(-3 - p)|
S=122+2p+18+6pS' = \frac{1}{2} |-2 + 2p + 18 + 6p|
S=128p+16S' = \frac{1}{2} |8p + 16|
S=4p+8S' = |4p + 8|
三角形ABCと三角形PBCの面積が等しいので、
4p+8=40|4p + 8| = 40
4p+8=404p + 8 = 40 または 4p+8=404p + 8 = -40
4p=324p = 32 または 4p=484p = -48
p=8p = 8 または p=12p = -12
したがって、点Pの座標は (0, 8) と (0, -12)

3. 最終的な答え

(1) 12-\frac{1}{2}
(2) (0, 8), (0, -12)

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