中心が$(1,0)$、半径が$1$の円の方程式 $(x-1)^2 + y^2 = 1$ を、原点を極、x軸の正の部分を始線とする極座標で表す問題です。

幾何学極座標座標変換三角関数
2025/3/15

1. 問題の内容

中心が(1,0)(1,0)、半径が11の円の方程式 (x1)2+y2=1(x-1)^2 + y^2 = 1 を、原点を極、x軸の正の部分を始線とする極座標で表す問題です。

2. 解き方の手順

直交座標(x,y)(x, y)と極座標(r,θ)(r, \theta)の関係は以下の通りです。
x=rcosθx = r\cos\theta
y=rsinθy = r\sin\theta
与えられた円の方程式は (x1)2+y2=1(x-1)^2 + y^2 = 1です。
これを展開すると、
x22x+1+y2=1x^2 - 2x + 1 + y^2 = 1
x2+y22x=0x^2 + y^2 - 2x = 0
極座標を用いて、xxyyを置き換えます。
(rcosθ)2+(rsinθ)22(rcosθ)=0(r\cos\theta)^2 + (r\sin\theta)^2 - 2(r\cos\theta) = 0
r2cos2θ+r2sin2θ2rcosθ=0r^2\cos^2\theta + r^2\sin^2\theta - 2r\cos\theta = 0
r2(cos2θ+sin2θ)2rcosθ=0r^2(\cos^2\theta + \sin^2\theta) - 2r\cos\theta = 0
cos2θ+sin2θ=1\cos^2\theta + \sin^2\theta = 1なので、
r22rcosθ=0r^2 - 2r\cos\theta = 0
r(r2cosθ)=0r(r - 2\cos\theta) = 0
したがって、r=0r = 0またはr=2cosθr = 2\cos\thetaとなります。
r=0r=0は原点を示し、r=2cosθr = 2\cos\thetaは円全体を表すため、r=2cosθr = 2\cos\thetaが求める極方程式です。

3. 最終的な答え

r=2cosθr = 2\cos\theta

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