$P(x) = x^4 + (m-1)x^3 + 5x^2 + (m-3)x + n$ と $Q(x) = x^2 - x + 2$ が与えられている。$P(x)$ は $Q(x)$ で割り切れるとき、以下の問いに答えよ。 (1) 2次方程式 $Q(x) = 0$ の解を求めよ。 (2) $n$ を $m$ を用いて表せ。また、$P(x)$ を $Q(x)$ で割ったときの商を $R(x) = x^2 + mx + m + C$ とするとき、$C$ を求めよ。 (3) 方程式 $R(x) = 0$ が異なる2つの虚数解を持つとき、$m$ の取りうる値の範囲を求めよ。また、2つの虚数解を $\alpha, \beta$ とするとき、$\alpha + \beta$ と $\alpha\beta$ を求めよ。$\alpha\beta(\alpha+\beta) = -10$ のとき、$m$ の値を求め、方程式 $R(x) = 0$ の虚数解を求めよ。 (4) 方程式 $P(x) = 0$ の解について考える。異なる解が全部で3個、2個、4個になる時の$m$の値と虚数解の個数をそれぞれ求めよ。
2025/4/17
はい、承知いたしました。問題を解いていきます。
1. 問題の内容
と が与えられている。 は で割り切れるとき、以下の問いに答えよ。
(1) 2次方程式 の解を求めよ。
(2) を を用いて表せ。また、 を で割ったときの商を とするとき、 を求めよ。
(3) 方程式 が異なる2つの虚数解を持つとき、 の取りうる値の範囲を求めよ。また、2つの虚数解を とするとき、 と を求めよ。 のとき、 の値を求め、方程式 の虚数解を求めよ。
(4) 方程式 の解について考える。異なる解が全部で3個、2個、4個になる時のの値と虚数解の個数をそれぞれ求めよ。
2. 解き方の手順
(1) を解く。解の公式より
(2) が で割り切れるとき、 となる。ここで、 とする。
係数を比較すると、
より
より
したがって、,
(3) が異なる2つの虚数解を持つためには、判別式 でなければならない。
,
より、
(4)
の解は (虚数解)
の解は で虚数解を持ち、 または で実数解を持つ。
の解が3個の場合
が重解を持つとき。 または
のとき なので (実数解)
のとき なので (実数解)
のとき、 なので解は (実数)。虚数解は2個
のとき、 なので解は (実数)。虚数解は2個
の解が2個の場合
の解が の解と一致する場合
またはで、R(x)が重解を持ち、その値がと一致する場合。これはありえない
の解が4個の場合
が のいずれとも等しくないとき、は異なる二つの実数解を持つか、異なる二つの虚数解を持つ。
または のときR(x)=0は異なる2つの実数解を持つ。
の4個の解は全て実数解となる。よって、虚数解は0個
のときR(x)=0は異なる2つの虚数解を持つ。
の4個の解は2つの虚数解と2つの虚数解となるので虚数解は4個
3. 最終的な答え
ア:1
イ:7
ウ:2
エ:2
オ:6
カ:3
キク:-2
ケ:6
コ:-
サ:3
シ:2
スセ:-1
ソ:2
タチ:-2
ツ:6
テ:2
トナ:-2,6と一致することはない
ニ:4