太郎さんと花子さんが整数 $a, b, c, d, e$ について会話をしている。会話の内容に基づいて、$b, c, d, e$ が奇数か偶数か、または判断できないかを決定し、また、与えられた命題のうち真であるものを選択する。

数論整数の性質偶数奇数論理
2025/4/17

1. 問題の内容

太郎さんと花子さんが整数 a,b,c,d,ea, b, c, d, e について会話をしている。会話の内容に基づいて、b,c,d,eb, c, d, e が奇数か偶数か、または判断できないかを決定し、また、与えられた命題のうち真であるものを選択する。

2. 解き方の手順

(1) b,c,d,eb, c, d, e の偶奇を判断する。
- 太郎の最初の発言より、aa は偶数である。
- 花子の2番目の発言「aa は偶数であり、かつ cc は奇数である」は偽である。aa が偶数であることから、cc は奇数ではない。したがって、cc は偶数である。
- 花子の3番目の発言「a,c,da, c, d の少なくとも一つは奇数である」は真である。aacc は偶数なので、dd は奇数でなければならない。
- 太郎の4番目の発言「bd,cebd, ce はともに奇数である」は偽である。cc は偶数なので、cece は偶数である。したがって、bdbd が奇数ではないので、bb は偶数である。
- ee については、これまでの情報から偶奇を判断できない。
したがって、bb は偶数、cc は偶数、dd は奇数、ee は判断できない。
(2) 真である命題を選ぶ。
- aa は偶数である。
- 命題0: 「aa は偶数である、または bb は偶数である」。aabb も偶数なので、この命題は真である。
- 命題1: 「aa は奇数である、または bb は奇数である」。aabb も偶数なので、この命題は偽である。
- 命題2: 「aa は奇数である、または bb は偶数である」。aa は偶数で bb は偶数なので、この命題は真である。
- 命題3: 「aa は偶数であり、かつ bb は偶数である」。aabb も偶数なので、この命題は真である。
- 命題4: 「aa は偶数であり、かつ bb は奇数である」。aa は偶数だが bb は偶数なので、この命題は偽である。
- 命題5: 「aa は奇数であり、かつ bb は偶数である」。aa は偶数なので、この命題は偽である。
- 命題6: 「aa は奇数であり、かつ bb は奇数である」。aa は偶数なので、この命題は偽である。
したがって、真である命題は0, 2, 3である。

3. 最終的な答え

(1)
bb は 1(偶数である)。
cc は 1(偶数である)。
dd は 0(奇数である)。
ee は 2(奇数であるか偶数であるか判断できない)。
(2)
真である命題は 0 と 2 と 3 である。

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