まず、三角関数の関係式 cos2θ=1−sin2θ を用いて、不等式を sinθ だけの式に書き換えます。 2(1−sin2θ)≤sinθ+1 2−2sin2θ≤sinθ+1 0≤2sin2θ+sinθ−1 2sin2θ+sinθ−1≥0 次に、この不等式を解くために、左辺を因数分解します。
(2sinθ−1)(sinθ+1)≥0 この不等式が成立するためには、以下の2つの場合が考えられます。
(i) 2sinθ−1≥0 かつ sinθ+1≥0 (ii) 2sinθ−1≤0 かつ sinθ+1≤0 sinθ+1≥0 は常に成立するので、(i) は 2sinθ−1≥0 つまり sinθ≥21 と同値です。 sinθ+1≤0 となるのは sinθ=−1 のときのみであり、2sinθ−1≤0 も成立するため、(ii) は sinθ=−1 と同値です。 sinθ≥21 を満たす θ の範囲は、6π≤θ≤65π です。 sinθ=−1 を満たす θ は、θ=23π です。 したがって、θ の範囲は 6π≤θ≤65π または θ=23π です。これを記述すると、 θ=[61]π∼[65]π,θ=[23]π