まず、252を素因数分解します。
252=22×32×7 次に、252をある自然数で割った商が自然数の2乗になることを考えます。
商が自然数の2乗になるということは、商の素因数分解において、全ての素数の指数が偶数になるということです。
x252=x22×32×7=n2 (n は自然数) x は 2a×3b×7c の形で表されます。(a,b,c は 0 以上の整数) 2a×3b×7c22×32×7=22−a×32−b×71−c この指数が全て偶数になる必要があります。
2−a が偶数になるためには、a は 0 または 2 である必要があります。 2−b が偶数になるためには、b は 0 または 2 である必要があります。 1−c が偶数になるためには、c は 1 である必要があります。 したがって、x は 20×30×71=7, 22×30×71=28, 20×32×71=63, 22×32×71=252 となります。