連続する2つの整数を3で割ったとき、余りがそれぞれ1と2になる。この2つの整数の積から2を引いた数が9で割り切れることを示しなさい。

数論整数の性質剰余因数分解倍数
2025/4/19

1. 問題の内容

連続する2つの整数を3で割ったとき、余りがそれぞれ1と2になる。この2つの整数の積から2を引いた数が9で割り切れることを示しなさい。

2. 解き方の手順

連続する2つの整数を nnn+1n+1 と表します。
nn を3で割った余りが1なので、n=3k+1n = 3k + 1kkは整数)と表せます。
このとき、n+1=3k+1+1=3k+2n+1 = 3k + 1 + 1 = 3k + 2 となり、n+1n+1 を3で割った余りは2となります。
nnn+1n+1 の積から2を引いた数を計算します。
(3k+1)(3k+2)2=9k2+6k+3k+22=9k2+9k=9(k2+k)(3k+1)(3k+2) - 2 = 9k^2 + 6k + 3k + 2 - 2 = 9k^2 + 9k = 9(k^2 + k)
k2+kk^2 + k は整数なので、9(k2+k)9(k^2+k) は9の倍数です。したがって、(3k+1)(3k+2)2(3k+1)(3k+2) - 2 は9で割り切れます。

3. 最終的な答え

連続する2つの整数を3で割ったとき、余りがそれぞれ1と2になる場合、その2つの整数の積から2を引いた数は9で割り切れる。

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