5で割ると2余り、6で割ると2余る2桁の自然数の個数を求める問題です。

数論合同式剰余整数の性質連立合同式
2025/4/19

1. 問題の内容

5で割ると2余り、6で割ると2余る2桁の自然数の個数を求める問題です。

2. 解き方の手順

求める自然数を nn とします。
nn は5で割ると2余るので、n=5k+2n = 5k + 2 (kは整数) と表せます。
また、nn は6で割ると2余るので、n=6l+2n = 6l + 2 (lは整数) と表せます。
したがって、5k+2=6l+25k + 2 = 6l + 2 となり、5k=6l5k = 6l が得られます。
これから、k=6mk = 6m (mは整数) と表せます。
これを n=5k+2n = 5k + 2 に代入すると、n=5(6m)+2=30m+2n = 5(6m) + 2 = 30m + 2 となります。
nn は2桁の自然数なので、10n9910 \le n \le 99 を満たします。
1030m+29910 \le 30m + 2 \le 99
830m978 \le 30m \le 97
830m9730\frac{8}{30} \le m \le \frac{97}{30}
0.266...m3.233...0.266... \le m \le 3.233...
mm は整数なので、m=1,2,3m = 1, 2, 3 となります。
m=1m = 1 のとき、n=30(1)+2=32n = 30(1) + 2 = 32
m=2m = 2 のとき、n=30(2)+2=62n = 30(2) + 2 = 62
m=3m = 3 のとき、n=30(3)+2=92n = 30(3) + 2 = 92
したがって、条件を満たす2桁の自然数は32, 62, 92の3つです。

3. 最終的な答え

3個

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