赤玉4個と白玉2個が入った袋から、同時に2個の玉を取り出す。 (1) 2個の玉の取り出し方は何通りあるか。 (2) 同じ色の玉が出る確率を求めよ。 (3) 違う色の玉が出る確率を求めよ。

確率論・統計学確率組み合わせ期待値
2025/3/16
## 問題2

1. 問題の内容

赤玉4個と白玉2個が入った袋から、同時に2個の玉を取り出す。
(1) 2個の玉の取り出し方は何通りあるか。
(2) 同じ色の玉が出る確率を求めよ。
(3) 違う色の玉が出る確率を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 2個の玉の取り出し方の総数
- 全体の玉の数は 4+2=64 + 2 = 6
- 6個から2個を選ぶ組み合わせなので、6C2_{6}C_{2} を計算する。
6C2=6!2!(62)!=6!2!4!=6×52×1=15_{6}C_{2} = \frac{6!}{2!(6-2)!} = \frac{6!}{2!4!} = \frac{6 \times 5}{2 \times 1} = 15 通り
(2) 同じ色の玉が出る確率
- 同じ色の玉が出る場合は、赤玉2個または白玉2個を取り出す場合である。
- 赤玉2個を取り出す場合の数は、4C2=4!2!(42)!=4×32×1=6_{4}C_{2} = \frac{4!}{2!(4-2)!} = \frac{4 \times 3}{2 \times 1} = 6 通り
- 白玉2個を取り出す場合の数は、2C2=2!2!(22)!=2!2!0!=1_{2}C_{2} = \frac{2!}{2!(2-2)!} = \frac{2!}{2!0!} = 1 通り
- 同じ色の玉が出る場合の数は、6+1=76 + 1 = 7 通り
- 同じ色の玉が出る確率は、715\frac{7}{15}
(3) 違う色の玉が出る確率
- 違う色の玉が出る確率は、1から同じ色の玉が出る確率を引くことで求められる。
- 違う色の玉が出る確率は、1715=15715=8151 - \frac{7}{15} = \frac{15-7}{15} = \frac{8}{15}

3. 最終的な答え

(1) 15通り
(2) 715\frac{7}{15}
(3) 815\frac{8}{15}
## 問題3

1. 問題の内容

4本のうちあたりが2本入っているくじをA、Bの2人が順に1本ずつ引く。引いたくじは元に戻さない。
(1) くじの引き方は全部で何通りありますか。
(2) Aがあたりをひく確率を求めよ。
(3) Bがあたりをひく確率を求めよ。
(4) 2人ともはずれをひく確率を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) くじの引き方の総数
- Aは4本の中から1本を選ぶので4通り。
- Aが引いた後、残りのくじは3本。Bはその3本の中から1本を選ぶので3通り。
- よって、くじの引き方は 4×3=124 \times 3 = 12 通り
(2) Aがあたりをひく確率
- Aがあたりをひく確率は、あたりをひく場合の数全体の引き方\frac{\text{あたりをひく場合の数}}{\text{全体の引き方}} で求められる。
- あたりは2本なので、Aがあたりをひく確率は 24=12\frac{2}{4} = \frac{1}{2}
(3) Bがあたりをひく確率
- 全体の場合を考える。
* Aがあたりをひき、Bがあたりをひく場合: 確率は 24×13=212\frac{2}{4} \times \frac{1}{3} = \frac{2}{12}
* Aがはずれをひき、Bがあたりをひく場合: 確率は 24×23=412\frac{2}{4} \times \frac{2}{3} = \frac{4}{12}
- よって、Bがあたりをひく確率は 212+412=612=12\frac{2}{12} + \frac{4}{12} = \frac{6}{12} = \frac{1}{2}
(4) 2人ともはずれをひく確率
- Aがはずれをひく確率は 24=12\frac{2}{4} = \frac{1}{2}
- Aがはずれをひいた後、残りのくじは3本。そのうち、はずれは1本。
- Bがはずれをひく確率は 13\frac{1}{3}
- よって、2人ともはずれをひく確率は 12×13=16\frac{1}{2} \times \frac{1}{3} = \frac{1}{6}

3. 最終的な答え

(1) 12通り
(2) 12\frac{1}{2}
(3) 12\frac{1}{2}
(4) 16\frac{1}{6}

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