円 $C: x^2 + y^2 + ax - ay - a - 13 = 0$ が与えられたとき、 (1) 円 $C$ の中心の座標と半径を求める。 (2) $a$ の値にかかわらず円 $C$ が通る2点 $A, B$ の座標を求め、線分 $AB$ が円 $C$ の直径となる $a$ の値を求める。 (3) 円 $C$ と直線 $y = -x + 7$ が接するときの $a$ の値を求め、さらにそのときの接点の座標を求める。

幾何学方程式接線座標
2025/4/20

1. 問題の内容

C:x2+y2+axaya13=0C: x^2 + y^2 + ax - ay - a - 13 = 0 が与えられたとき、
(1) 円 CC の中心の座標と半径を求める。
(2) aa の値にかかわらず円 CC が通る2点 A,BA, B の座標を求め、線分 ABAB が円 CC の直径となる aa の値を求める。
(3) 円 CC と直線 y=x+7y = -x + 7 が接するときの aa の値を求め、さらにそのときの接点の座標を求める。

2. 解き方の手順

(1) 円 CC の方程式を平方完成する。
x2+ax+y2aya13=0x^2 + ax + y^2 - ay - a - 13 = 0
(x+a2)2a24+(ya2)2a24a13=0(x + \frac{a}{2})^2 - \frac{a^2}{4} + (y - \frac{a}{2})^2 - \frac{a^2}{4} - a - 13 = 0
(x+a2)2+(ya2)2=a22+a+13(x + \frac{a}{2})^2 + (y - \frac{a}{2})^2 = \frac{a^2}{2} + a + 13
中心の座標は (a2,a2)(-\frac{a}{2}, \frac{a}{2}) である。
半径は a2+2a+262=a2+2a+262\sqrt{\frac{a^2 + 2a + 26}{2}} = \sqrt{\frac{a^2 + 2a + 26}{2}} である。
(2) aa の値にかかわらず円 CC が通る2点を求める。
x2+y213+a(xy1)=0x^2 + y^2 - 13 + a(x - y - 1) = 0
これは x2+y213=0x^2 + y^2 - 13 = 0xy1=0x - y - 1 = 0 の交点である。
y=x1y = x - 1x2+y213=0x^2 + y^2 - 13 = 0 に代入して
x2+(x1)213=0x^2 + (x - 1)^2 - 13 = 0
x2+x22x+113=0x^2 + x^2 - 2x + 1 - 13 = 0
2x22x12=02x^2 - 2x - 12 = 0
x2x6=0x^2 - x - 6 = 0
(x3)(x+2)=0(x - 3)(x + 2) = 0
x=3,2x = 3, -2
x=3x = 3 のとき y=31=2y = 3 - 1 = 2
x=2x = -2 のとき y=21=3y = -2 - 1 = -3
A(3,2),B(2,3)A(3, 2), B(-2, -3) である。
線分 ABAB が円 CC の直径となるとき、円の中心は線分 ABAB の中点である。
ABAB の中点は (322,232)=(12,12)(\frac{3 - 2}{2}, \frac{2 - 3}{2}) = (\frac{1}{2}, -\frac{1}{2})
円の中心 (a2,a2)=(12,12)(-\frac{a}{2}, \frac{a}{2}) = (\frac{1}{2}, -\frac{1}{2}) より
a2=12-\frac{a}{2} = \frac{1}{2} かつ a2=12\frac{a}{2} = -\frac{1}{2}
a=1a = -1 である。
(3) 円 CC と直線 y=x+7y = -x + 7 が接するとき、円の中心と直線の距離が半径に等しい。
a2a2712+(1)2=a2+2a+262\frac{|-\frac{a}{2} - \frac{a}{2} - 7|}{\sqrt{1^2 + (-1)^2}} = \sqrt{\frac{a^2 + 2a + 26}{2}}
a72=a2+2a+262\frac{|-a - 7|}{\sqrt{2}} = \sqrt{\frac{a^2 + 2a + 26}{2}}
(a+7)22=a2+2a+262\frac{(a + 7)^2}{2} = \frac{a^2 + 2a + 26}{2}
(a+7)2=a2+2a+26(a + 7)^2 = a^2 + 2a + 26
a2+14a+49=a2+2a+26a^2 + 14a + 49 = a^2 + 2a + 26
12a=2312a = -23
a=2312a = -\frac{23}{12}
計算ミスがあるようなので、再計算します。
a72=a2+2a+262\frac{|-a-7|}{\sqrt{2}}=\sqrt{\frac{a^2+2a+26}{2}}
(a7)2=a2+2a+26(-a-7)^2=a^2+2a+26
a2+14a+49=a2+2a+26a^2+14a+49=a^2+2a+26
12a=2312a=-23
a=2312a=-\frac{23}{12}
これは間違い。再度確認。
円と直線が接するので、判別式 D=0D=0.
x2+(x+7)2+axa(x+7)a13=0x^2+(-x+7)^2+ax-a(-x+7)-a-13=0
x2+x214x+49+ax+ax7aa13=0x^2+x^2-14x+49+ax+ax-7a-a-13=0
2x2+(2a14)x+368a=02x^2+(2a-14)x+36-8a=0
x2+(a7)x+184a=0x^2+(a-7)x+18-4a=0
D=(a7)24(184a)=0D=(a-7)^2-4(18-4a)=0
a214a+4972+16a=0a^2-14a+49-72+16a=0
a2+2a23=0a^2+2a-23=0
a=2±4+922=2±962=2±462=1±26a=\frac{-2\pm\sqrt{4+92}}{2}=\frac{-2\pm\sqrt{96}}{2}=\frac{-2\pm4\sqrt{6}}{2}=-1\pm2\sqrt{6}
a=1+26a=-1+2\sqrt{6}
x2+(1+267)x+184(1+26)=0x^2+(-1+2\sqrt{6}-7)x+18-4(-1+2\sqrt{6})=0
x2+(8+26)x+2286=0x^2+(-8+2\sqrt{6})x+22-8\sqrt{6}=0
x=8262=46x=\frac{8-2\sqrt{6}}{2}=4-\sqrt{6}
y=x+7=4+6+7=3+6y=-x+7=-4+\sqrt{6}+7=3+\sqrt{6}

3. 最終的な答え

(1) 中心 (a2,a2)(-\frac{a}{2}, \frac{a}{2}), 半径 a2+2a+262\sqrt{\frac{a^2 + 2a + 26}{2}}
(2) A(3,2)A(3, 2), B(2,3)B(-2, -3), a=1a = -1
(3) a=1+26a = -1 + 2\sqrt{6} または a=126a = -1 - 2\sqrt{6}
a=1+26a = -1 + 2\sqrt{6} のとき、接点 (46,3+6)(4 - \sqrt{6}, 3 + \sqrt{6})

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