問題は3つのパートに分かれています。 (1) 2点 $A(-1, -1)$ と $B(4, 4)$ を通り、中心が直線 $y = 2x - 9$ 上にある円の方程式を求める。 (2) 点 $(5, 1)$ を通り、円 $x^2 + y^2 = 13$ に接する直線のうち、傾きが正である直線の方程式を求める。 (3) 円 $(x - a)^2 + y^2 = a$ ($a > 0$) と直線 $x - 2y = 0$ が異なる2点で交わるような $a$ の値の範囲を求める。

幾何学接線二次曲線判別式代数
2025/4/20
はい、承知いたしました。問題を解いていきます。

1. 問題の内容

問題は3つのパートに分かれています。
(1) 2点 A(1,1)A(-1, -1)B(4,4)B(4, 4) を通り、中心が直線 y=2x9y = 2x - 9 上にある円の方程式を求める。
(2) 点 (5,1)(5, 1) を通り、円 x2+y2=13x^2 + y^2 = 13 に接する直線のうち、傾きが正である直線の方程式を求める。
(3) 円 (xa)2+y2=a(x - a)^2 + y^2 = a (a>0a > 0) と直線 x2y=0x - 2y = 0 が異なる2点で交わるような aa の値の範囲を求める。

2. 解き方の手順

(1)
円の中心を (p,2p9)(p, 2p - 9) とおく。
A(1,1)A(-1, -1)B(4,4)B(4, 4) からの距離が等しいので、
(p+1)2+(2p9+1)2=(p4)2+(2p94)2\sqrt{(p + 1)^2 + (2p - 9 + 1)^2} = \sqrt{(p - 4)^2 + (2p - 9 - 4)^2}
(p+1)2+(2p8)2=(p4)2+(2p13)2(p + 1)^2 + (2p - 8)^2 = (p - 4)^2 + (2p - 13)^2
p2+2p+1+4p232p+64=p28p+16+4p252p+169p^2 + 2p + 1 + 4p^2 - 32p + 64 = p^2 - 8p + 16 + 4p^2 - 52p + 169
30p+65=60p+185-30p + 65 = -60p + 185
30p=12030p = 120
p=4p = 4
円の中心は (4,2(4)9)=(4,1)(4, 2(4) - 9) = (4, -1)
半径は (4(1))2+(1(1))2=52=5\sqrt{(4 - (-1))^2 + (-1 - (-1))^2} = \sqrt{5^2} = 5
円の方程式は (x4)2+(y+1)2=25(x - 4)^2 + (y + 1)^2 = 25
(2)
求める直線の傾きを mm とすると、y1=m(x5)y - 1 = m(x - 5)、すなわち mxy5m+1=0mx - y - 5m + 1 = 0
この直線が円 x2+y2=13x^2 + y^2 = 13 に接するので、円の中心 (0,0)(0, 0) から直線までの距離は半径 13\sqrt{13} に等しい。
m(0)(0)5m+1m2+(1)2=13\frac{|m(0) - (0) - 5m + 1|}{\sqrt{m^2 + (-1)^2}} = \sqrt{13}
5m+1m2+1=13\frac{|-5m + 1|}{\sqrt{m^2 + 1}} = \sqrt{13}
(5m+1)2=13(m2+1)(-5m + 1)^2 = 13(m^2 + 1)
25m210m+1=13m2+1325m^2 - 10m + 1 = 13m^2 + 13
12m210m12=012m^2 - 10m - 12 = 0
6m25m6=06m^2 - 5m - 6 = 0
(2m3)(3m+2)=0(2m - 3)(3m + 2) = 0
m=32,23m = \frac{3}{2}, -\frac{2}{3}
傾きが正であるから、m=32m = \frac{3}{2}
直線の方程式は y1=32(x5)y - 1 = \frac{3}{2}(x - 5)
2y2=3x152y - 2 = 3x - 15
3x2y13=03x - 2y - 13 = 0
(3)
(xa)2+y2=a(x - a)^2 + y^2 = a と直線 x2y=0x - 2y = 0、すなわち x=2yx = 2y が異なる2点で交わる条件を求める。
x=2yx = 2y を円の式に代入すると、
(2ya)2+y2=a(2y - a)^2 + y^2 = a
4y24ay+a2+y2=a4y^2 - 4ay + a^2 + y^2 = a
5y24ay+a2a=05y^2 - 4ay + a^2 - a = 0
この2次方程式が異なる2つの実数解を持つ条件は、判別式 D>0D > 0 である。
D=(4a)24(5)(a2a)=16a220a2+20a=4a2+20aD = (-4a)^2 - 4(5)(a^2 - a) = 16a^2 - 20a^2 + 20a = -4a^2 + 20a
4a2+20a>0-4a^2 + 20a > 0
4a(a5)>0-4a(a - 5) > 0
a(a5)<0a(a - 5) < 0
0<a<50 < a < 5
ただし、a>0a > 0 より、0<a<50 < a < 5

3. 最終的な答え

(1) (x4)2+(y+1)2=25(x - 4)^2 + (y + 1)^2 = 25
(2) 3x2y13=03x - 2y - 13 = 0
(3) 0<a<50 < a < 5

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