$0 \le x \le \pi$ のとき、方程式 $\cos 2x + \frac{5}{2} \pi = \sin \frac{5}{2} \pi$ の解の個数と、解の最小値を求めよ。

解析学三角関数方程式解の個数cossin不等式
2025/4/21

1. 問題の内容

0xπ0 \le x \le \pi のとき、方程式 cos2x+52π=sin52π\cos 2x + \frac{5}{2} \pi = \sin \frac{5}{2} \pi の解の個数と、解の最小値を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、与えられた方程式を整理する。
cos2x+52π=sin52π\cos 2x + \frac{5}{2}\pi = \sin \frac{5}{2}\pi
sin52π=sin(π2+2π)=sinπ2=1\sin \frac{5}{2}\pi = \sin (\frac{\pi}{2} + 2\pi) = \sin \frac{\pi}{2} = 1
したがって、方程式は次のようになる。
cos2x+52π=1\cos 2x + \frac{5}{2}\pi = 1
cos2x=152π\cos 2x = 1 - \frac{5}{2}\pi
152π1 - \frac{5}{2} \pi の値は明らかに負の値をとる。
π3.14\pi \approx 3.14 であるから、52π52×3.14=7.85\frac{5}{2}\pi \approx \frac{5}{2} \times 3.14 = 7.85
152π6.851 - \frac{5}{2}\pi \approx -6.85
1cos2x1-1 \le \cos 2x \le 1 であるので、152π1 - \frac{5}{2}\pi の値が-1より小さいため、cos2x=152π\cos 2x = 1 - \frac{5}{2}\pi を満たす xx は存在しない。
したがって、解の個数は0個である。解が存在しないので、最小値も存在しない。

3. 最終的な答え

解の個数:0個
解の最小値:なし

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