関数 $f(\theta) = 2\sin^2\theta + 4\sin\theta + 3\cos2\theta$ ($0 \le \theta < 2\pi$) について、以下の問いに答える。 (1) $x = \sin\theta$ とするとき、$f(\theta)$ を $x$ の式で表す。 (2) $f(\theta)$ の最大値 $M$ と最小値 $m$ を求める。 (3) 方程式 $f(\theta) = a$ が相異なる4個の実数解を持つような実数 $a$ の値の範囲を求める。
2025/4/21
1. 問題の内容
関数 () について、以下の問いに答える。
(1) とするとき、 を の式で表す。
(2) の最大値 と最小値 を求める。
(3) 方程式 が相異なる4個の実数解を持つような実数 の値の範囲を求める。
2. 解き方の手順
(1) であることを利用する。
を代入すると、
(2) を平方完成する。
ここで、 であるから、
のとき、最大値 を取る。
のとき、最小値 を取る。
(3) が相異なる4個の実数解を持つ条件を考える。
であるから、 である。
であれば、 の範囲に二つの解を持つ。
一つのの値に対して、はの範囲で二つの解を持つ。したがって、二つのの値に対して、合計四つの解を持つためには、 の範囲で二つの解を持つ必要がある。
より、 つまり 。 よって、 つまり 。
より、 つまり 。 よって、 つまり 。
また、 である必要があるので、 である。
3. 最終的な答え
(1)
(2) 最大値 , 最小値
(3)