円 $x^2 + y^2 = 5$ と直線 $y = 2x + m$ について、以下の問いに答える。 (1) 円と直線が共有点を持つとき、定数 $m$ の値の範囲を求める。 (2) 円と直線が接するとき、定数 $m$ の値と接点の座標を求める。

幾何学直線共有点接線判別式
2025/4/22

1. 問題の内容

x2+y2=5x^2 + y^2 = 5 と直線 y=2x+my = 2x + m について、以下の問いに答える。
(1) 円と直線が共有点を持つとき、定数 mm の値の範囲を求める。
(2) 円と直線が接するとき、定数 mm の値と接点の座標を求める。

2. 解き方の手順

(1) 円 x2+y2=5x^2 + y^2 = 5 と直線 y=2x+my = 2x + m が共有点を持つ条件を求める。
直線の式を円の式に代入して、xx についての2次方程式を得る。
x2+(2x+m)2=5x^2 + (2x + m)^2 = 5
x2+4x2+4mx+m2=5x^2 + 4x^2 + 4mx + m^2 = 5
5x2+4mx+m25=05x^2 + 4mx + m^2 - 5 = 0
この2次方程式が実数解を持つ条件は、判別式 D0D \ge 0 である。
D=(4m)24(5)(m25)=16m220m2+100=4m2+1000D = (4m)^2 - 4(5)(m^2 - 5) = 16m^2 - 20m^2 + 100 = -4m^2 + 100 \ge 0
4m21004m^2 \le 100
m225m^2 \le 25
5m5-5 \le m \le 5
(2) 円と直線が接するとき、上記の2次方程式の判別式 D=0D = 0 となる。
4m2+100=0-4m^2 + 100 = 0
4m2=1004m^2 = 100
m2=25m^2 = 25
m=±5m = \pm 5
m=5m = 5 のとき、2次方程式は 5x2+20x+20=05x^2 + 20x + 20 = 0 となり、x2+4x+4=0x^2 + 4x + 4 = 0 より (x+2)2=0(x+2)^2 = 0 なので x=2x = -2。このとき y=2(2)+5=1y = 2(-2) + 5 = 1。接点は (2,1)(-2, 1)
m=5m = -5 のとき、2次方程式は 5x220x+20=05x^2 - 20x + 20 = 0 となり、x24x+4=0x^2 - 4x + 4 = 0 より (x2)2=0(x-2)^2 = 0 なので x=2x = 2。このとき y=2(2)5=1y = 2(2) - 5 = -1。接点は (2,1)(2, -1)

3. 最終的な答え

(1) 5m5-5 \le m \le 5
(2) m=5m = 5 のとき、接点の座標は (2,1)(-2, 1)m=5m = -5 のとき、接点の座標は (2,1)(2, -1)

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