金魚すくいでXとYの2人が赤い金魚6匹、黒い金魚4匹をとった。Xがとった金魚の数はYの2倍以上であり、Yがとった赤い金魚の数は黒い金魚の2倍である。Xがとった赤い金魚の数を求める。

代数学連立方程式不等式文章問題条件分岐
2025/4/22

1. 問題の内容

金魚すくいでXとYの2人が赤い金魚6匹、黒い金魚4匹をとった。Xがとった金魚の数はYの2倍以上であり、Yがとった赤い金魚の数は黒い金魚の2倍である。Xがとった赤い金魚の数を求める。

2. 解き方の手順

まず、変数を定義する。
* Xがとった赤い金魚の数を xx
* Xがとった黒い金魚の数を yy
* Yがとった赤い金魚の数を aa
* Yがとった黒い金魚の数を bb
問題文より、以下の式が成り立つ。
* x+a=6x + a = 6
* y+b=4y + b = 4
* x+y2(a+b)x + y \ge 2(a + b)
* a=2ba = 2b
a=2ba = 2bx+a=6x + a = 6 に代入すると、x+2b=6x + 2b = 6。これから、x=62bx = 6 - 2b
また、y+b=4y + b = 4 より、y=4by = 4 - b
これらを x+y2(a+b)x + y \ge 2(a + b) に代入すると、
(62b)+(4b)2(2b+b)(6 - 2b) + (4 - b) \ge 2(2b + b)
103b6b10 - 3b \ge 6b
109b10 \ge 9b
b109b \le \frac{10}{9}
bbは整数なので、b=0b = 0 または b=1b = 1
b=0b = 0 のとき、a=2b=0a = 2b = 0。 よって、x=62b=6x = 6 - 2b = 6y=4b=4y = 4 - b = 4
x+y=6+4=10x + y = 6 + 4 = 102(a+b)=2(0+0)=02(a + b) = 2(0 + 0) = 010010 \ge 0 なので条件を満たす。
b=1b = 1 のとき、a=2b=2a = 2b = 2。 よって、x=62b=4x = 6 - 2b = 4y=4b=3y = 4 - b = 3
x+y=4+3=7x + y = 4 + 3 = 72(a+b)=2(2+1)=62(a + b) = 2(2 + 1) = 6767 \ge 6 なので条件を満たす。
Xがとった赤い金魚の数は、b=0b=0のとき6匹、b=1b=1のとき4匹となる。問題文にXが取った金魚の数がYの2倍以上と書いてある。もしもXが赤い金魚6匹、黒い金魚4匹をとったとすると、Xが取った金魚の総数は10匹となる。この時Yは赤い金魚0匹、黒い金魚0匹なのでYが取った金魚の総数は0匹となる。これはXがとった金魚の数はYの2倍以上という条件を満たす。
もしもXが赤い金魚4匹、黒い金魚3匹をとったとすると、Xが取った金魚の総数は7匹となる。この時Yは赤い金魚2匹、黒い金魚1匹なのでYが取った金魚の総数は3匹となる。これはXがとった金魚の数はYの2倍以上という条件を満たす。
しかし、問題の最後に埋める箇所がある。答えは一つであるはずなので、吟味する必要がある。
もしxxが5だとすると、a=1a = 1, a=2ba = 2b より b=0.5b = 0.5 となるが、bbは整数なのでこれはありえない。
したがってXがとった赤い金魚の数は6匹である。

3. 最終的な答え

6匹

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