(1)
不等式の両辺は正なので、二乗しても大小関係は変わりません。
(2a+b)2>(4a+b)2 を示します。 左辺を展開すると、
(2a+b)2=4a+4ab+b 右辺は、
(4a+b)2=4a+b したがって、
4a+4ab+b>4a+b 4ab>0 a>0,b>0 より、ab>0 なので、4ab>0 は常に成り立ちます。 よって、2a+b>4a+b が成り立ちます。 (2)
不等式の両辺は正なので、二乗しても大小関係は変わりません。
(2a+b)2≥(2a+b)2 を示します。 左辺は、
(2a+b)2=2a+b 右辺は、
(2a+b)2=4a+2ab+b 2a+b≥4a+2ab+b を示すために、両辺に4をかけます。 2(a+b)≥a+2ab+b 2a+2b≥a+2ab+b a−2ab+b≥0 (a−b)2≥0 (a−b)2 は常に0以上なので、不等式は成り立ちます。 したがって、2a+b≥2a+b が成り立ちます。