まず、f(x,y)=x+y−7 および g(x,y)=x2−2x−y+1 とおきます。 不等式 (x+y−7)(x2−2x−y+1)>0 が成り立つのは、次の2つの場合です。 (1) x+y−7>0 かつ x2−2x−y+1>0 (2) x+y−7<0 かつ x2−2x−y+1<0 それぞれの場合について領域を考えます。
(1) の場合:
x+y−7>0 は、y>−x+7 を意味します。これは、直線 y=−x+7 の上側の領域を表します。 x2−2x−y+1>0 は、y<x2−2x+1 を意味します。これは、y<(x−1)2 と書き換えられます。これは、放物線 y=(x−1)2 の下側の領域を表します。 したがって、(1)の場合は、直線 y=−x+7 の上側かつ放物線 y=(x−1)2 の下側の領域です。 (2) の場合:
x+y−7<0 は、y<−x+7 を意味します。これは、直線 y=−x+7 の下側の領域を表します。 x2−2x−y+1<0 は、y>x2−2x+1 を意味します。これは、y>(x−1)2 と書き換えられます。これは、放物線 y=(x−1)2 の上側の領域を表します。 したがって、(2)の場合は、直線 y=−x+7 の下側かつ放物線 y=(x−1)2 の上側の領域です。 上記(1)と(2)の領域を合わせたものが、与えられた不等式の表す領域となります。
境界線 y=−x+7 と y=(x−1)2 は含みません。