点P(x, y)が、(1) $x^2 + y^2 \le 1$ および (2) $-1 \le x \le 1$ かつ $-1 \le y \le 1$ のそれぞれの範囲を動くとき、$X = x + y$ および $Y = xy$ で定まる点Q(X, Y)の存在範囲を求める問題です。
2025/4/23
1. 問題の内容
点P(x, y)が、(1) および (2) かつ のそれぞれの範囲を動くとき、 および で定まる点Q(X, Y)の存在範囲を求める問題です。
2. 解き方の手順
(1) の場合:
の範囲で点P(x,y) が動くとき、、 で定まる点Q(X,Y)の範囲を求めます。
とは の2次方程式 の解です。
実数解を持つ条件は、判別式 です。したがって、 です。
なので、となり、です。
したがって、 です。
より、なので、 の範囲は となります。
のとき、点 (x, y) は円 の上で動きます。
が固定されているとき、 を に代入すると、 となります。
整理すると、 となります。
この についての二次不等式が実数解を持つ条件は、判別式 であり、 となります。したがって、 となります。
となります。これを について平方完成すると、 となります。
の最大値は のとき であり、最小値は のとき です。
よって、 および 。
(2) の場合:
かつ の範囲で点P(x,y) が動くとき、、 で定まる点Q(X,Y)の範囲を求めます。
とは の2次方程式 の解です。
とします。
かつ かつ 判別式 が必要です。
より
より
なので、 です。
なので、です。
3. 最終的な答え
(1) かつ
(2) かつ かつ かつ かつ