$a$ は正の定数とする。2次関数 $y = 2x^2 - 8x + 9$ ($0 \le x \le a$) の最大値とそのときの $x$ の値を次の各場合についてそれぞれ求めよ。 (1) $0 < a < 4$ (2) $a = 4$ (3) $4 < a$

代数学二次関数最大値平方完成定義域
2025/4/23

1. 問題の内容

aa は正の定数とする。2次関数 y=2x28x+9y = 2x^2 - 8x + 9 (0xa0 \le x \le a) の最大値とそのときの xx の値を次の各場合についてそれぞれ求めよ。
(1) 0<a<40 < a < 4
(2) a=4a = 4
(3) 4<a4 < a

2. 解き方の手順

まず、与えられた2次関数 y=2x28x+9y = 2x^2 - 8x + 9 を平方完成する。
y=2(x24x)+9y = 2(x^2 - 4x) + 9
y=2(x24x+44)+9y = 2(x^2 - 4x + 4 - 4) + 9
y=2(x2)28+9y = 2(x - 2)^2 - 8 + 9
y=2(x2)2+1y = 2(x - 2)^2 + 1
この2次関数のグラフは、下に凸の放物線であり、頂点の座標は (2,1)(2, 1) である。軸は x=2x = 2 である。
(1) 0<a<40 < a < 4 のとき
定義域 0xa0 \le x \le a において、軸 x=2x = 2 が含まれている。
x=0x = 0 のとき、y=2(02)2+1=2(4)+1=9y = 2(0-2)^2 + 1 = 2(4) + 1 = 9
x=ax = a のとき、y=2(a2)2+1y = 2(a-2)^2 + 1
0<a<40 < a < 4 であるから、x=0x=0 が定義域の端点の中で軸から最も遠い。したがって、x=0x=0 で最大値をとる。
最大値は y=9y = 9
したがって、 x=0x=0 のとき最大値 99 をとる。
(2) a=4a = 4 のとき
定義域 0x40 \le x \le 4 において、軸 x=2x = 2 が含まれている。
x=0x = 0 のとき、y=2(02)2+1=9y = 2(0-2)^2 + 1 = 9
x=4x = 4 のとき、y=2(42)2+1=2(4)+1=9y = 2(4-2)^2 + 1 = 2(4) + 1 = 9
したがって、x=0x=0x=4x=4 で最大値をとる。
最大値は y=9y = 9
したがって、 x=0,4x=0, 4 のとき最大値 99 をとる。
(3) 4<a4 < a のとき
定義域 0xa0 \le x \le a において、軸 x=2x = 2 が含まれている。
x=0x = 0 のとき、y=2(02)2+1=9y = 2(0-2)^2 + 1 = 9
x=ax = a のとき、y=2(a2)2+1y = 2(a-2)^2 + 1
4<a4 < a であるから、a>0a > 0 であり、x=ax=a が定義域の端点の中で軸から最も遠い。したがって、x=ax=a で最大値をとる。
最大値は 2(a2)2+1=2(a24a+4)+1=2a28a+8+1=2a28a+92(a-2)^2 + 1 = 2(a^2 - 4a + 4) + 1 = 2a^2 - 8a + 8 + 1 = 2a^2 - 8a + 9
したがって、 x=ax=a のとき最大値 2a28a+92a^2 - 8a + 9 をとる。

3. 最終的な答え

(1) x=0x = 0 のとき最大値 99
(2) x=0,4x = 0, 4 のとき最大値 99
(3) x=ax = a のとき最大値 2a28a+92a^2 - 8a + 9

「代数学」の関連問題

与えられた数式を簡略化する問題です。 数式は以下の通りです。 $\frac{1}{x-1} - \frac{2}{x^2+1} - \frac{1}{x+1} - \frac{4}{x^4+1}$

分数式式の簡略化代数
2025/4/23

$\sqrt{10}$ の整数部分を $a$、小数部分を $b$ とするとき、$ab - b^2 - 6b$ の値を求めよ。また、$\sqrt{30}$ の小数部分を $x$ とするとき、$x^2 +...

平方根式の計算無理数
2025/4/23

$\sqrt{10}$ の整数部分を $a$、小数部分を $b$ とするとき、$ab - b^2 - 6$ の値を求めよ。

平方根無理数式の計算
2025/4/23

与えられた問題は以下の3つです。 (1) $x = \sqrt{2} + 1$, $y = \sqrt{2} - 1$のとき、$x - y$の値を求める。 (2) $\sqrt{2}$の整数部分を$a...

式の計算平方根因数分解
2025/4/23

与えられた二つの式の分母を有理化する問題です。 (1) $\frac{18}{\sqrt{6}}$ (2) $\frac{\sqrt{3}}{2+\sqrt{3}}$

分母の有理化平方根式の計算
2025/4/23

問題は、$\frac{2\sqrt{3}+\sqrt{2}}{\sqrt{3}-\sqrt{2}}$ の分母を有理化することです。

分母の有理化平方根計算
2025/4/23

問題は、$x^3 - 1$ を因数分解することです。

因数分解多項式3乗の差
2025/4/23

実数 $x, y$ に対して演算 $x \ominus y = x + y - xy$ が定義されている。 (1) $1 \ominus \sqrt{2}$ を計算する。 (2) $x \ominus...

演算実数方程式命題
2025/4/23

与えられた式 $(x+2)^2(x-2)^2$ を展開して簡略化せよ。

展開因数分解多項式数式処理
2025/4/23

与えられた式 $(x+y+1)(x+y-1)$ を展開し、簡単にしてください。

式の展開因数分解多項式
2025/4/23