階差数列の一般項が $b_n = \frac{1}{2^n}$ で与えられ、初項が $a_1 = 4$ の数列 $a_n$ の一般項を求める問題です。

代数学数列階差数列等比数列一般項
2025/4/23

1. 問題の内容

階差数列の一般項が bn=12nb_n = \frac{1}{2^n} で与えられ、初項が a1=4a_1 = 4 の数列 ana_n の一般項を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、n2n \ge 2 のとき、ana_n は次の式で表されます。
an=a1+k=1n1bka_n = a_1 + \sum_{k=1}^{n-1} b_k
問題文より a1=4a_1 = 4bn=12nb_n = \frac{1}{2^n} なので、これらを代入すると
an=4+k=1n112ka_n = 4 + \sum_{k=1}^{n-1} \frac{1}{2^k}
k=1n112k\sum_{k=1}^{n-1} \frac{1}{2^k} は初項 12\frac{1}{2}、公比 12\frac{1}{2}、項数 n1n-1 の等比数列の和であるため、次の式で計算できます。
k=1n112k=12(1(12)n1)112=12(112n1)12=112n1\sum_{k=1}^{n-1} \frac{1}{2^k} = \frac{\frac{1}{2}(1-\left(\frac{1}{2}\right)^{n-1})}{1-\frac{1}{2}} = \frac{\frac{1}{2}(1-\frac{1}{2^{n-1}})}{\frac{1}{2}} = 1 - \frac{1}{2^{n-1}}
したがって、
an=4+112n1=512n1a_n = 4 + 1 - \frac{1}{2^{n-1}} = 5 - \frac{1}{2^{n-1}}
これは n2n \ge 2 のときの式なので、n=1n=1 のときも成り立つか確認します。
a1=51211=5120=51=4a_1 = 5 - \frac{1}{2^{1-1}} = 5 - \frac{1}{2^0} = 5 - 1 = 4
となり、n=1n=1 のときも成り立ちます。

3. 最終的な答え

an=512n1a_n = 5 - \frac{1}{2^{n-1}}

「代数学」の関連問題

$\sqrt{10}$ の整数部分を $a$、小数部分を $b$ とするとき、$ab - b^2 - 6b$ の値を求めよ。また、$\sqrt{30}$ の小数部分を $x$ とするとき、$x^2 +...

平方根式の計算無理数
2025/4/23

$\sqrt{10}$ の整数部分を $a$、小数部分を $b$ とするとき、$ab - b^2 - 6$ の値を求めよ。

平方根無理数式の計算
2025/4/23

与えられた問題は以下の3つです。 (1) $x = \sqrt{2} + 1$, $y = \sqrt{2} - 1$のとき、$x - y$の値を求める。 (2) $\sqrt{2}$の整数部分を$a...

式の計算平方根因数分解
2025/4/23

与えられた二つの式の分母を有理化する問題です。 (1) $\frac{18}{\sqrt{6}}$ (2) $\frac{\sqrt{3}}{2+\sqrt{3}}$

分母の有理化平方根式の計算
2025/4/23

問題は、$\frac{2\sqrt{3}+\sqrt{2}}{\sqrt{3}-\sqrt{2}}$ の分母を有理化することです。

分母の有理化平方根計算
2025/4/23

問題は、$x^3 - 1$ を因数分解することです。

因数分解多項式3乗の差
2025/4/23

実数 $x, y$ に対して演算 $x \ominus y = x + y - xy$ が定義されている。 (1) $1 \ominus \sqrt{2}$ を計算する。 (2) $x \ominus...

演算実数方程式命題
2025/4/23

与えられた式 $(x+2)^2(x-2)^2$ を展開して簡略化せよ。

展開因数分解多項式数式処理
2025/4/23

与えられた式 $(x+y+1)(x+y-1)$ を展開し、簡単にしてください。

式の展開因数分解多項式
2025/4/23

与えられた式 $(2x - y)(4y + 3x)$ を展開して簡単にします。

式の展開多項式分配法則
2025/4/23