定積分 $\int_{-2}^2 (a_3x^3 + a_2x^2 + a_1x + a_0) dx$ から、定積分 $\int_0^2 (a_2x^2 + a_0) dx$ に変形できるのはなぜかという質問です。
2025/4/24
1. 問題の内容
定積分 から、定積分 に変形できるのはなぜかという質問です。
2. 解き方の手順
まず、定積分を分割します。
次に、積分区間が であることを利用して、奇関数と偶関数の性質を適用します。
奇関数 は、 を満たします。奇関数の積分は となります。
偶関数 は、 を満たします。偶関数の積分は となります。
とは奇関数なので、とも奇関数です。よって、
は偶関数なので、は偶関数です。よって、
は偶関数なので、
したがって、
しかし、問題文にある変形後の式は なので、正しくは
が正しい変形です。
問題文の変形後の式には係数2が抜けています。
3. 最終的な答え
と変形できます。奇関数の積分区間が対称な範囲での積分が0になる性質と、偶関数の積分区間が対称な範囲での積分は0からaまでの積分の2倍になるという性質を利用しています。