(1) 264を素因数分解せよ。 (2) 264の約数のうち、4の倍数であるものの個数を求めよ。

数論素因数分解約数整数の性質
2025/4/26

1. 問題の内容

(1) 264を素因数分解せよ。
(2) 264の約数のうち、4の倍数であるものの個数を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 264を素因数分解します。
264=2×132=2×2×66=2×2×2×33=23×3×11264 = 2 \times 132 = 2 \times 2 \times 66 = 2 \times 2 \times 2 \times 33 = 2^3 \times 3 \times 11
(2) 264の約数のうち、4の倍数であるものの個数を求めます。
264の約数は、2a×3b×11c2^a \times 3^b \times 11^c の形で表されます。
ここで、aa は 0, 1, 2, 3のいずれか、bb は 0, 1のいずれか、cc は 0, 1のいずれかです。
したがって、264の約数の総数は (3+1)×(1+1)×(1+1)=4×2×2=16(3+1) \times (1+1) \times (1+1) = 4 \times 2 \times 2 = 16 個です。
264の約数が4の倍数であるためには、2a×3b×11c2^a \times 3^b \times 11^c において、aa が 2または3である必要があります。
aa は 2または3の2通り、bb は 0または1の2通り、cc は 0または1の2通りです。
したがって、4の倍数である約数の個数は 2×2×2=82 \times 2 \times 2 = 8 個です。

3. 最終的な答え

(1) 264=23×3×11264 = 2^3 \times 3 \times 11
(2) 8個

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