2点A(3, 2), B(0, 4)と円C: $x^2 + y^2 = 4$がある。点Qが円C上を動くとき、三角形ABQの重心Pの軌跡を求めよ。ただし、重心Pの座標を(X, Y)、点Qの座標を(s, t)とする。

幾何学軌跡重心
2025/4/27

1. 問題の内容

2点A(3, 2), B(0, 4)と円C: x2+y2=4x^2 + y^2 = 4がある。点Qが円C上を動くとき、三角形ABQの重心Pの軌跡を求めよ。ただし、重心Pの座標を(X, Y)、点Qの座標を(s, t)とする。

2. 解き方の手順

まず、重心Pの座標(X, Y)をA(3, 2), B(0, 4), Q(s, t)を用いて表す。
X=3+0+s3=s+33X = \frac{3 + 0 + s}{3} = \frac{s+3}{3}
Y=2+4+t3=t+63Y = \frac{2 + 4 + t}{3} = \frac{t+6}{3}
これより、sとtをX, Yで表す。
s=3X3s = 3X - 3
t=3Y6t = 3Y - 6
点Q(s, t)は円 x2+y2=4x^2 + y^2 = 4上にあるので、s2+t2=4s^2 + t^2 = 4を満たす。
ここに、上で求めたsとtの式を代入する。
(3X3)2+(3Y6)2=4(3X - 3)^2 + (3Y - 6)^2 = 4
9(X1)2+9(Y2)2=49(X - 1)^2 + 9(Y - 2)^2 = 4
(X1)2+(Y2)2=49(X - 1)^2 + (Y - 2)^2 = \frac{4}{9}

3. 最終的な答え

したがって、点Pの軌跡は円 (x1)2+(y2)2=49(x - 1)^2 + (y - 2)^2 = \frac{4}{9}である。

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