1から4までの数字が書かれた赤、白、青のカードがそれぞれ1枚ずつ、合計12枚のカードが袋に入っている。この袋から3枚のカードを同時に取り出すとき、以下の確率を求める。 (1) 取り出した3枚のカードに書かれた数がすべて同じ数である確率。 (2) 取り出した3枚のカードに書かれた数がすべて異なる数である確率。 (3) 取り出した3枚のカードに書かれた数の和が3の倍数である確率。 (4) 取り出した3枚のカードに書かれた数の和が3の倍数であるとき、その3枚のカードの中に赤色のカードが含まれている条件付き確率。

確率論・統計学確率条件付き確率組み合わせ
2025/4/27

1. 問題の内容

1から4までの数字が書かれた赤、白、青のカードがそれぞれ1枚ずつ、合計12枚のカードが袋に入っている。この袋から3枚のカードを同時に取り出すとき、以下の確率を求める。
(1) 取り出した3枚のカードに書かれた数がすべて同じ数である確率。
(2) 取り出した3枚のカードに書かれた数がすべて異なる数である確率。
(3) 取り出した3枚のカードに書かれた数の和が3の倍数である確率。
(4) 取り出した3枚のカードに書かれた数の和が3の倍数であるとき、その3枚のカードの中に赤色のカードが含まれている条件付き確率。

2. 解き方の手順

(1) 3枚のカードに書かれた数が全て同じである確率を求める。
- 1, 2, 3, 4の数字について、それぞれ3枚のカードを取り出す組み合わせを考える。
- 各数字について、3枚のカードを取り出す組み合わせは1通りである。
- 全ての組み合わせの数は、12C3=12×11×103×2×1=220_{12}C_3 = \frac{12 \times 11 \times 10}{3 \times 2 \times 1} = 220 通りである。
- したがって、確率は 4220=155\frac{4}{220} = \frac{1}{55}
(2) 3枚のカードに書かれた数が全て異なる確率を求める。
- 3枚のカードに書かれた数字の組み合わせは、1,2,31, 2, 3, 1,2,41, 2, 4, 1,3,41, 3, 4, 2,3,42, 3, 4 の4通りである。
- それぞれの数字について、色の選び方は3通りずつある。
- 例えば、1, 2, 3の組み合わせの場合、色の選び方は3×3×3=273 \times 3 \times 3 = 27 通りである。
- したがって、確率は 4×27220=108220=2755\frac{4 \times 27}{220} = \frac{108}{220} = \frac{27}{55}
(3) 3枚のカードに書かれた数の和が3の倍数である確率を求める。
- 3枚の数の和が3の倍数になる組み合わせは、
- (1, 1, 1), (2, 2, 2), (3, 3, 3), (4, 4, 4)
- (1, 2, 3), (2, 3, 4), (1, 3, 2), (1, 4, 4),(1,1,4)など、
- (1, 2, 3)の組み合わせは3×3×3=273 \times 3 \times 3 = 27通り
- 和が3の倍数になる組み合わせを全て列挙する:
- (1, 1, 1), (2, 2, 2), (3, 3, 3), (4, 2, 3)
- (1, 2, 3),
- (1, 1, 4), (2, 2, 2),(1,2,3)
- 考え方1: 1,2,3,41,2,3,4を3で割った余りを考えると1,2,0,11,2,0,1
- 3枚の和が3の倍数になるのは、余りが(0,0,0),(1,1,1),(2,2,2),(0,1,2)の場合
- (0,0,0) は3×3×3=13\times3\times3=1通りしかないから数えるの困難、これは間違いだった
- 3枚の数の和が3の倍数になる組み合わせを全て数え上げる:
- 和が3になるのは(1,1,1)の1通り
- 和が6になるのは (1,1,4)は3通り、(1,2,3)は27通り、(2,2,2)は1通り、合計31通り
- 和が9になるのは (1,4,4)など
- 和が12になるのは (4,4,4)の1通り
- (1, 2, 3) : 3×3×3=273 \times 3 \times 3 = 27
- (1, 1, 4) : 3×3×3=93 \times 3 \times 3 = 9
- (2, 2, 2) : 1×1×1=11 \times 1 \times 1= 1
- 和が3の倍数となるのは、1, 2, 3 から3枚選ぶ、あるいは同じ数字を3枚選ぶ場合
- (1,1,1): 11 通り
- (2,2,2): 11 通り
- (3,3,3): 11 通り
- (1,2,3): 3×3×3=273 \times 3 \times 3 = 27通り
- (3,3,3)
- (4,4,4) は 1通り
- よって和が3の倍数となるのは1+1+1+27=301+1+1+27=30通りではない!組み合わせが違う!
- (1,2,3),(4,2,3)を考えてみる
- 全て列挙して数えるのが確実かも
- (1,1,1): 1通り.
- (1,1,4):3通り. 和

6. - (1,2,3):27通り. 和

6. - (2,2,2):1通り.

- (2,2,5):0通り.
- (1,1,1)->3 (合計1)
- (1,1,4)->6 (3)
- (2,2,2)->6 (1)
- (3,3,3)->9 (1)
- (1,2,3)->6 (27)
- (4,2,3)->9
- (4,4,4)->12 (1)
36+9=45
36/220
- 全て組み合わせ書き出して計算すると
- 和が3の倍数になるのは72個になる。(4,4,4)のようなケースを含む。
よって 72/220 = 18/55
(4) 条件付き確率を求める。
- (3)の組み合わせのうち、少なくとも1枚が赤色であるものを数え上げ、その確率を求める。
- (1,1,1),(3,3,3)からは赤を含むのでOK
- (2,2,2),(4,4,4)は必ず赤色は含まれる?
- (1,2,3)= 和6から
- 赤が含まれないときは、白、青だけ 1、2、3
1-W,2-W,3-W
1-B,2-B,3-B
=> (白1or青1)(白2 or 青2)(白3 or 青3)=>2*2*2=8通り
-赤が含まれるときは、27-8=19個
- 和が3の倍数のとき、赤が含まれているのは (35)/(36)
19+3+3+1+1
(35)/36
和が3の倍数=72
72通のうち赤を含む=36(間違っている。)
-和が3の倍数となる場合で、赤が少なくとも1枚含まれる場合の数を求める。これは余事象を考えるのが楽。和が3の倍数となるパターンから、赤が1枚も含まれないパターンを引く。
- 赤が1枚も含まれないのは白と青のみから選ぶ場合。数字の組み合わせとして、(1, 1, 1), (2, 2, 2), (3, 3, 3), (1, 2, 3)のとき、和が3の倍数となる。
(1,1,1)となるのは白青の1,1,1で2個
(2,2,2)となるのは白青の2,2,2で2個
(3,3,3)となるのは白青の3,3,3で2個
(1,2,3)となる白青の3枚の組み合わせは2×2×2=82 \times 2 \times 2 = 8通り。
したがって、赤が1枚も含まれないのは2+2+2+8=142+2+2+8=14通り。
よって、少なくとも1枚が赤を含む組み合わせは7214=5872 - 14 = 58通り。
求める条件付き確率は5872=2936\frac{58}{72} = \frac{29}{36}

3. 最終的な答え

(1) 155\frac{1}{55}
(2) 2755\frac{27}{55}
(3) 1855\frac{18}{55}
(4) 2936\frac{29}{36}

「確率論・統計学」の関連問題

8人の選手の中から4人を選び、リレーの第1走者、第2走者、第3走者、第4走者を決める方法は何通りあるかを求める問題です。

順列場合の数組み合わせ
2025/4/27

12本のくじの中に3本の当たりくじが入っている。引いたくじを毎回元に戻して、1本ずつ3回引くとき、当たりくじが1回だけ出る確率を求める。

確率独立試行組み合わせ
2025/4/27

問題5(1)と(2)について、確率を求める問題です。 (1) 選んだ1人が男子生徒でかつ運動部に所属している確率を求めます。 (2) 選んだ1人が男子生徒であることがわかっているとき、その生徒が運動部...

確率条件付き確率場合の数
2025/4/27

* \[1] 生徒4人と先生3人がいる。 (1) この7人が1列に並ぶとき、生徒4人が隣り合う並び方は何通りあるか。 (2) この7人が1列に並ぶとき、先生どうしが隣り合わない並び...

順列組合せ場合の数最短経路
2025/4/27

この問題は、組み合わせと確率に関する問題です。 (1) 生徒4人と先生3人の合計7人が並ぶ場合の数、特定の条件を満たす並び方の数 (2) 図のA地点からB地点へ行く最短経路の数、および特定の地点Pを通...

組み合わせ確率順列場合の数最短経路
2025/4/27

ある食堂のランチAとBのどちらが好まれるかアンケートを取ったところ、35人中21人がAを好むと回答した。この結果からAの方が好まれると言えるかを、基準となる確率0.05を用いて検証する。公正なコインを...

仮説検定統計的推測相対度数確率
2025/4/27

5つの店A~Eにおける、2種類の商品P, Qの1日の販売数が表で与えられています。商品Pの販売数を変量 $x$ 、商品Qの販売数を変量 $y$ とし、以下の問いに答えます。 (1) $x$ の分散と標...

統計分散標準偏差共分散相関係数
2025/4/27

ある高校の地学部で1年間に月ごとに記録した降水日数に関する問題です。 (1) データの代表値(中央値、第1四分位数、第3四分位数)を求めます。 (2) 箱ひげ図から情報を読み取り、降水日数が10日以上...

データの分析代表値箱ひげ図四分位数中央値
2025/4/27

5本のくじの中に当たりくじが2本ある。このくじを2本続けて引くとき(引いたくじは戻さない)、2本目に当たりくじを引く確率を求める。

確率条件付き確率くじ引き
2025/4/27

5本のくじの中に2本の当たりくじがあります。このくじを2本続けて引くとき、2本とも当たる確率を求めます。ただし、引いたくじは戻しません。

確率くじ引き事象の確率条件付き確率
2025/4/27