ある高校の地学部で1年間に月ごとに記録した降水日数に関する問題です。 (1) データの代表値(中央値、第1四分位数、第3四分位数)を求めます。 (2) 箱ひげ図から情報を読み取り、降水日数が10日以上あった月が最も多い年を特定します。
2025/4/27
はい、承知いたしました。数学の問題を解いて、以下の形式で回答します。
1. 問題の内容
ある高校の地学部で1年間に月ごとに記録した降水日数に関する問題です。
(1) データの代表値(中央値、第1四分位数、第3四分位数)を求めます。
(2) 箱ひげ図から情報を読み取り、降水日数が10日以上あった月が最も多い年を特定します。
2. 解き方の手順
(1) 代表値の計算
まず、与えられたデータを小さい順に並べます。
3, 3, 4, 5, 8, 8, 9, 10, 10, 13, 15, 20
データの個数は12個です。
中央値:
データの中央値は、データを小さい順に並べたときの中央に位置する値です。データが偶数個の場合は、中央の2つの値の平均を取ります。今回は12個なので、6番目と7番目の値の平均が中央値となります。
中央値 = (8 + 9) / 2 = 8.5
第1四分位数:
第1四分位数は、データの下位25%に位置する値です。今回は、中央値より小さいデータの中央値を取ります。中央値より小さいデータは、3, 3, 4, 5, 8, 8の6個です。したがって、第1四分位数は、3番目と4番目の値の平均となります。
第1四分位数 = (4 + 5) / 2 = 4.5
第3四分位数:
第3四分位数は、データの上位25%に位置する値です。今回は、中央値より大きいデータの中央値を取ります。中央値より大きいデータは、9, 10, 10, 13, 15, 20の6個です。したがって、第3四分位数は、3番目と4番目の値の平均となります。
第3四分位数 = (10 + 13) / 2 = 11.5
(2) 箱ひげ図の解釈
箱ひげ図は、データの分布を視覚的に表現したものです。箱の中央の線が中央値を表し、箱の左右の端がそれぞれ第1四分位数と第3四分位数を表します。ひげは、データの最小値と最大値を表します。
箱ひげ図から、各年の第3四分位数の値を確認します。第3四分位数が10日を超えている年が、降水日数が10日以上の月が多いと考えられます。
それぞれの箱ひげ図から第3四分位数を読み取ると、2019年の第3四分位数が10日をわずかに超えていることが分かります。また、2020年の箱も10日を超えています。2017年と2018年は10日に届いていません。2020年は箱の上端が2019年よりも右にあるので、2020年の方が降水日数が10日以上の月が多いと考えられます。
3. 最終的な答え
(1)
中央値:8.5日
第1四分位数:4.5日
第3四分位数:11.5日
(2)
1