(1) スペードの札が出る確率 (2) 絵札(J, Q, K)が出る確率 (3) スペードの絵札が出る確率 (4) スペードまたは絵札が出る確率

確率論・統計学確率期待値組み合わせトランプくじ引き玉取り出し
2025/3/18
## 問題の解答
### 問題の内容
この画像には確率に関する複数の問題が含まれています。

1. トランプの問題:52枚のトランプから1枚を引くとき、

(1) スペードの札が出る確率
(2) 絵札(J, Q, K)が出る確率
(3) スペードの絵札が出る確率
(4) スペードまたは絵札が出る確率

2. くじ引きの問題:100本中、1等が1本、2等が5本、3等が10本、残りはハズレくじである。

(1) 1回引くとき、
(i) 1等が当たる確率
(ii) ハズレを引く確率
(iii) 当たりくじを引く確率
(2) 続けて2回引くとき(引いたくじは戻さない)、
(i) 1回目に1等、2回目に2等が当たる確率
(ii) 少なくとも1回は当たりくじを引く確率

3. 玉を取り出す問題:赤玉5個、白玉4個が入った袋から3個の玉を同時に取り出すとき、

(1) 赤玉だけが出る確率
(2) 赤玉が1個、白玉が2個出る確率
(3) 少なくとも1個は赤玉が出る確率
(4) 3個とも同じ色が出る確率

4. 赤玉3個と白玉5個が入っている箱から2個の玉を同時に取り出すとき、取り出される赤玉の期待値を求める。

### 解き方の手順と答え
**

1. トランプの問題**

(1) スペードの札が出る確率:
- スペードの札は13枚あるので、確率は 1352=14\frac{13}{52} = \frac{1}{4}
(2) 絵札(J, Q, K)が出る確率:
- 絵札は各スートに3枚ずつ、計12枚あるので、確率は 1252=313\frac{12}{52} = \frac{3}{13}
(3) スペードの絵札が出る確率:
- スペードの絵札は3枚(J, Q, K)なので、確率は 352\frac{3}{52}
(4) スペードまたは絵札が出る確率:
- スペードの札は13枚、絵札は12枚ですが、スペードの絵札3枚が重複しているので、
- 13+123=2213 + 12 - 3 = 22
- 確率は 2252=1126\frac{22}{52} = \frac{11}{26}
**

2. くじ引きの問題**

(1) 1回引くとき:
(i) 1等が当たる確率: 1100\frac{1}{100}
(ii) ハズレを引く確率: 1001510100=84100=2125\frac{100 - 1 - 5 - 10}{100} = \frac{84}{100} = \frac{21}{25}
(iii) 当たりくじを引く確率: 1+5+10100=16100=425\frac{1 + 5 + 10}{100} = \frac{16}{100} = \frac{4}{25}
(2) 続けて2回引くとき:
(i) 1回目に1等、2回目に2等が当たる確率:
- 1回目に1等が当たる確率は 1100\frac{1}{100}
- 2回目に2等が当たる確率は 599\frac{5}{99}
- 求める確率は 1100×599=11980\frac{1}{100} \times \frac{5}{99} = \frac{1}{1980}
(ii) 少なくとも1回は当たりくじを引く確率:
- 2回ともハズレを引く確率を求めて、1から引けばよい。
- 1回目にハズレを引く確率は 84100\frac{84}{100}
- 2回目にハズレを引く確率は 8399\frac{83}{99}
- 2回ともハズレを引く確率は 84100×8399=69729900=17432475\frac{84}{100} \times \frac{83}{99} = \frac{6972}{9900} = \frac{1743}{2475}
- したがって、少なくとも1回は当たりくじを引く確率は 117432475=7322475=2448251 - \frac{1743}{2475} = \frac{732}{2475} = \frac{244}{825}
**

3. 玉を取り出す問題**

(1) 赤玉だけが出る確率:
- 全部の選び方は (93)=9×8×73×2×1=84{9 \choose 3} = \frac{9 \times 8 \times 7}{3 \times 2 \times 1} = 84
- 赤玉3個を選ぶ選び方は (53)=5×42×1=10{5 \choose 3} = \frac{5 \times 4}{2 \times 1} = 10
- 確率は 1084=542\frac{10}{84} = \frac{5}{42}
(2) 赤玉が1個、白玉が2個出る確率:
- 赤玉1個の選び方は (51)=5{5 \choose 1} = 5
- 白玉2個の選び方は (42)=4×32×1=6{4 \choose 2} = \frac{4 \times 3}{2 \times 1} = 6
- 確率は 5×684=3084=514\frac{5 \times 6}{84} = \frac{30}{84} = \frac{5}{14}
(3) 少なくとも1個は赤玉が出る確率:
- 全部白玉が出る確率を求めて、1から引けばよい。
- 全部白玉の選び方は (43)=4{4 \choose 3} = 4
- 確率は 1484=1121=20211 - \frac{4}{84} = 1 - \frac{1}{21} = \frac{20}{21}
(4) 3個とも同じ色が出る確率:
- 3個とも赤玉が出る確率は 542\frac{5}{42} (上記(1)より)
- 3個とも白玉が出る確率は 484=121\frac{4}{84} = \frac{1}{21}
- 確率は 542+121=542+242=742=16\frac{5}{42} + \frac{1}{21} = \frac{5}{42} + \frac{2}{42} = \frac{7}{42} = \frac{1}{6}
**

4. 赤玉の期待値**

箱から2個の玉を取り出すとき、赤玉の期待値を求めます。
- 取り出し方は全部で (82)=8×72=28{8 \choose 2} = \frac{8 \times 7}{2} = 28 通り
- 赤玉が0個の場合: (52)=10{5 \choose 2} = 10通り
- 赤玉が1個の場合: (31)(51)=3×5=15{3 \choose 1} {5 \choose 1} = 3 \times 5 = 15通り
- 赤玉が2個の場合: (32)=3{3 \choose 2} = 3通り
したがって、期待値は
0×1028+1×1528+2×328=1528+628=2128=340 \times \frac{10}{28} + 1 \times \frac{15}{28} + 2 \times \frac{3}{28} = \frac{15}{28} + \frac{6}{28} = \frac{21}{28} = \frac{3}{4}
### 最終的な答え

1. トランプの問題

(1) 14\frac{1}{4}
(2) 313\frac{3}{13}
(3) 352\frac{3}{52}
(4) 1126\frac{11}{26}

2. くじ引きの問題

(1) (i) 1100\frac{1}{100} (ii) 2125\frac{21}{25} (iii) 425\frac{4}{25}
(2) (i) 11980\frac{1}{1980} (ii) 244825\frac{244}{825}

3. 玉を取り出す問題

(1) 542\frac{5}{42}
(2) 514\frac{5}{14}
(3) 2021\frac{20}{21}
(4) 16\frac{1}{6}

4. 赤玉の期待値: $\frac{3}{4}$

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