まず、サイコロを1回投げたときに奇数の目が出る確率を計算する。サイコロの目は1から6までで、奇数は1, 3, 5の3つなので、確率は 63=21 である。 次に、3回サイコロを投げて奇数の目が出る回数の期待値を計算する。期待値は、各回数ごとにその回数が起こる確率を掛け合わせたものを合計することで求められる。
3回中k回奇数が出る確率は二項分布に従い、その確率は 3Ck(21)k(21)3−k=3Ck(21)3 である。ここで、3Ck は3回中k回選ぶ組み合わせの数である。 奇数の目が出る回数の期待値 E は以下のようになる。 E=∑k=03k⋅3Ck(21)3 =0⋅3C0(21)3+1⋅3C1(21)3+2⋅3C2(21)3+3⋅3C3(21)3 =0+1⋅3⋅81+2⋅3⋅81+3⋅1⋅81 =83+86+83 =812=23=1.5 期待値は1.5回なので、もらえる金額の期待値は 1.5×500=750 円である。 参加料が800円なので、期待値は参加料よりも低い。