A, B, C の3人の昨年の収入額の比は 5:4:3 であり、1年間の支出額の比は 9:8:7 である。3人の収支残高を比較すると、A は C の 15 倍で、B より 140 万円多かった。3人の昨年の収入の合計を求める。

代数学一次方程式連立方程式文章問題
2025/4/28

1. 問題の内容

A, B, C の3人の昨年の収入額の比は 5:4:3 であり、1年間の支出額の比は 9:8:7 である。3人の収支残高を比較すると、A は C の 15 倍で、B より 140 万円多かった。3人の昨年の収入の合計を求める。

2. 解き方の手順

まず、A, B, C の昨年の収入をそれぞれ 5x5x, 4x4x, 3x3x とおく。また、支出をそれぞれ 9y9y, 8y8y, 7y7y とおく。
収支残高は、収入 - 支出で求められる。それぞれの残高は、A: 5x9y5x - 9y, B: 4x8y4x - 8y, C: 3x7y3x - 7y となる。
問題文より、以下の2つの式が成り立つ。

1. $5x - 9y = 15(3x - 7y)$

2. $5x - 9y = 4x - 8y + 140$

1つ目の式を整理する。
5x9y=45x105y5x - 9y = 45x - 105y
40x=96y40x = 96y
5x=12y5x = 12y
2つ目の式を整理する。
xy=140x - y = 140
x=y+140x = y + 140
5x=12y5x = 12yx=y+140x = y + 140 を代入する。
5(y+140)=12y5(y + 140) = 12y
5y+700=12y5y + 700 = 12y
7y=7007y = 700
y=100y = 100
x=y+140=100+140=240x = y + 140 = 100 + 140 = 240
A, B, C の昨年の収入はそれぞれ 5x=5(240)=12005x = 5(240) = 1200, 4x=4(240)=9604x = 4(240) = 960, 3x=3(240)=7203x = 3(240) = 720 万円となる。
収入の合計は、 1200+960+720=28801200 + 960 + 720 = 2880 万円である。

3. 最終的な答え

2880 万円

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