4桁の自然数を、千の位の数と残りの3桁の数に分ける。残りの3桁の数から千の位の数を引いた数が7の倍数ならば、もとの4桁の自然数も7の倍数であることを、文字を使って説明する。

数論整数の性質倍数合同式証明
2025/3/18

1. 問題の内容

4桁の自然数を、千の位の数と残りの3桁の数に分ける。残りの3桁の数から千の位の数を引いた数が7の倍数ならば、もとの4桁の自然数も7の倍数であることを、文字を使って説明する。

2. 解き方の手順

(1) 4桁の自然数をNNとする。
(2) NNの千の位の数をaa、残りの3桁の数をbbとする。
このとき、NN
N=1000a+bN = 1000a + b
と表せる。
(3) 問題の条件から、bab - aが7の倍数なので、ba=7kb - a = 7k (kは整数)と表せる。
したがって、b=a+7kb = a + 7k
(4) N=1000a+bN = 1000a + bb=a+7kb = a + 7kを代入すると、
N=1000a+(a+7k)N = 1000a + (a + 7k)
N=1001a+7kN = 1001a + 7k
N=7(143a+k)N = 7(143a + k)
(5) 143a+k143a + kは整数なので、NNは7の倍数である。

3. 最終的な答え

4桁の自然数NN1000a+b1000a + bと表す。ここで、aaは千の位の数、bbは残りの3桁の数である。bab - aが7の倍数であるとき、ba=7kb - a = 7k (kは整数)と表せる。したがって、b=a+7kb = a + 7k。これをNNに代入すると、N=1000a+a+7k=1001a+7k=7(143a+k)N = 1000a + a + 7k = 1001a + 7k = 7(143a + k)となる。143a+k143a + kは整数なので、NNは7の倍数である。

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