10%の食塩水100gが入った容器から、$x$gを取り出し、$x$gの水を加えてよく混ぜるという操作Aを繰り返す。 (1) 操作Aを1回行った後の食塩水の濃度を$x$を用いて表す。 (2) 操作Aを2回行った後の食塩水の濃度が4.9%であったとき、$x$の値を求める。

代数学濃度方程式応用問題
2025/4/29

1. 問題の内容

10%の食塩水100gが入った容器から、xxgを取り出し、xxgの水を加えてよく混ぜるという操作Aを繰り返す。
(1) 操作Aを1回行った後の食塩水の濃度をxxを用いて表す。
(2) 操作Aを2回行った後の食塩水の濃度が4.9%であったとき、xxの値を求める。

2. 解き方の手順

(1) 操作Aを1回行った後について考える。
まず、10%の食塩水100gに含まれる食塩の量は、
100×0.1=10100 \times 0.1 = 10g
xxgの食塩水を取り出すと、取り出される食塩の量は、
x×0.1=0.1xx \times 0.1 = 0.1xg
残った食塩水の量は、100x100 - xg であり、残った食塩の量は、100.1x10 - 0.1xg である。
ここにxxgの水を加えるので、全体の食塩水の量は100gに戻る。
したがって、操作Aを1回行った後の食塩水の濃度は、
100.1x100×100=100.1x\frac{10 - 0.1x}{100} \times 100 = 10 - 0.1x (%)
(2) 操作Aを2回行った後について考える。
操作Aを1回行った後の食塩水の濃度は 100.1x10 - 0.1x (%) であり、食塩水の量は100gである。
操作Aを1回行った後の食塩水に含まれる食塩の量は、
100×100.1x100=100.1x100 \times \frac{10 - 0.1x}{100} = 10 - 0.1xg
ここからxxgを取り出すと、取り出される食塩の量は、
x×100.1x100=10x0.1x2100x \times \frac{10 - 0.1x}{100} = \frac{10x - 0.1x^2}{100}g
残った食塩水の量は、100x100 - xg であり、残った食塩の量は、100.1x10x0.1x210010 - 0.1x - \frac{10x - 0.1x^2}{100}g である。
ここにxxgの水を加えるので、全体の食塩水の量は100gに戻る。
したがって、操作Aを2回行った後の食塩水の濃度は、
100.1x10x0.1x2100100×100=100.1x10x0.1x2100\frac{10 - 0.1x - \frac{10x - 0.1x^2}{100}}{100} \times 100 = 10 - 0.1x - \frac{10x - 0.1x^2}{100} (%)
これが4.9%なので、
100.1x10x0.1x2100=4.910 - 0.1x - \frac{10x - 0.1x^2}{100} = 4.9
100010x(10x0.1x2)=4901000 - 10x - (10x - 0.1x^2) = 490
100010x10x+0.1x2=4901000 - 10x - 10x + 0.1x^2 = 490
0.1x220x+510=00.1x^2 - 20x + 510 = 0
x2200x+5100=0x^2 - 200x + 5100 = 0
(x30)(x170)=0(x - 30)(x - 170) = 0
x=30,170x = 30, 170
0<x<1000 < x < 100 より、x=30x = 30

3. 最終的な答え

(1) 100.1x10 - 0.1x (%)
(2) x=30x = 30

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