$ma = S\sin\theta$ と $mg = S\cos\theta$ の連立方程式を解いて、$a$ と $S$ を $m, \theta, g$ で表す問題です。ここで、$m, \theta, g$ は定数です。

代数学連立方程式三角関数代数操作物理
2025/3/18

1. 問題の内容

ma=Ssinθma = S\sin\thetamg=Scosθmg = S\cos\theta の連立方程式を解いて、aaSSm,θ,gm, \theta, g で表す問題です。ここで、m,θ,gm, \theta, g は定数です。

2. 解き方の手順

まず、ma=Ssinθma = S\sin\thetamg=Scosθmg = S\cos\theta の両辺をそれぞれ2乗します。
m2a2=S2sin2θm^2a^2 = S^2\sin^2\theta
m2g2=S2cos2θm^2g^2 = S^2\cos^2\theta
次に、これらの式を足し合わせます。
m2a2+m2g2=S2sin2θ+S2cos2θm^2a^2 + m^2g^2 = S^2\sin^2\theta + S^2\cos^2\theta
S2S^2でくくると、sin2θ+cos2θ=1\sin^2\theta + \cos^2\theta = 1 なので、
m2a2+m2g2=S2(sin2θ+cos2θ)m^2a^2 + m^2g^2 = S^2(\sin^2\theta + \cos^2\theta)
m2a2+m2g2=S2m^2a^2 + m^2g^2 = S^2
したがって、S=m2a2+m2g2S = \sqrt{m^2a^2 + m^2g^2} となります。
次に、ma=Ssinθma = S\sin\thetamg=Scosθmg = S\cos\theta の辺々を割ることを考えます。
mamg=SsinθScosθ\frac{ma}{mg} = \frac{S\sin\theta}{S\cos\theta}
ag=tanθ\frac{a}{g} = \tan\theta
よって、a=gtanθa = g\tan\theta となります。
a=gtanθa = g\tan\thetaS2=m2a2+m2g2S^2 = m^2a^2 + m^2g^2 に代入します。
S2=m2(gtanθ)2+m2g2S^2 = m^2(g\tan\theta)^2 + m^2g^2
S2=m2g2tan2θ+m2g2S^2 = m^2g^2\tan^2\theta + m^2g^2
S2=m2g2(tan2θ+1)S^2 = m^2g^2(\tan^2\theta + 1)
ここで、1+tan2θ=1cos2θ1 + \tan^2\theta = \frac{1}{\cos^2\theta} なので、
S2=m2g21cos2θS^2 = m^2g^2\frac{1}{\cos^2\theta}
S=m2g21cos2θ=mgcosθS = \sqrt{m^2g^2\frac{1}{\cos^2\theta}} = \frac{mg}{|\cos\theta|}
ここで、問題文の連立方程式 ma=Ssinθma = S\sin\thetamg=Scosθmg = S\cos\theta より、S=mgcosθS = \frac{mg}{\cos\theta} であることがわかります。これは、mg=Scosθmg = S\cos\theta を変形しただけです。
最後に、a=gtanθa = g\tan\theta を求めました。

3. 最終的な答え

a=gtanθa = g\tan\theta
S=mgcosθS = \frac{mg}{\cos\theta}

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