当たりくじが2本、ハズレくじが6本入った合計8本のくじを引く。引いたくじは元に戻さない。1回目と4回目のどちらか一方のみ当たりを引く確率を求める。

確率論・統計学確率期待値くじ引き事象
2025/3/18

1. 問題の内容

当たりくじが2本、ハズレくじが6本入った合計8本のくじを引く。引いたくじは元に戻さない。1回目と4回目のどちらか一方のみ当たりを引く確率を求める。

2. 解き方の手順

1回目のみ当たりを引く確率と4回目のみ当たりを引く確率をそれぞれ計算し、それらを足し合わせる。
(1) 1回目のみ当たりを引く確率
1回目に当たりを引き、4回目にハズレを引く確率を求める。
1回目に当たりを引く確率は 28\frac{2}{8}
2回目、3回目にハズレを引く確率はそれぞれ 67\frac{6}{7}56\frac{5}{6}
4回目にハズレを引く確率は 45\frac{4}{5}
したがって、1回目に当たりを引いて、4回目にハズレを引く確率を計算するために、2回目と3回目にどのような結果が出ても良いので、これらの確率を考慮する必要はない。
1回目に当たりを引き、2回目、3回目と4回目にハズレを引く確率は、28×67×56×65=3601680=314\frac{2}{8} \times \frac{6}{7} \times \frac{5}{6} \times \frac{6}{5} = \frac{360}{1680} = \frac{3}{14}ではない。
1回目に当たりを引く確率は28\frac{2}{8}
1回目に当たりを引いたので、残りのくじは当たりが1本、ハズレが6本の合計7本。
2回目と3回目は、当たりが出てもハズレが出ても良い。なので、一旦2回目と3回目を考えずに、4回目にハズレを引くことを考える。
4回目にハズレを引くためには、2回目と3回目には、当たりかハズレを引いていれば良い。
まず、1回目に当たりを引く確率28\frac{2}{8}
次に、2回目にハズレを引く確率は67\frac{6}{7}
次に、3回目にハズレを引く確率は56\frac{5}{6}
次に、4回目にハズレを引く確率は45\frac{4}{5}
1回目に当たり、2,3,4回目にハズレを引く確率は28675645=428=17\frac{2}{8}\cdot\frac{6}{7}\cdot\frac{5}{6}\cdot\frac{4}{5}=\frac{4}{28}=\frac{1}{7}
これは、2,3回目にハズレを引く場合の確率。
2,3回目に当たりを引く場合も考えないといけないので、場合分けが必要。
1回目に当たり、4回目にハズレを引く確率。
1回目に当たりを引く確率は28\frac{2}{8}
4回目にハズレを引く確率は、2回目と3回目の結果によって異なる。
ここで、全事象は8*7*6*5通り。
1回目当たりで4回目ハズレの場合は、2*7*6*6通り。
よって確率は、27668765=2685=1240=310\frac{2*7*6*6}{8*7*6*5}=\frac{2*6}{8*5}=\frac{12}{40}=\frac{3}{10}
1回目にハズレを引く確率は 68\frac{6}{8}
4回目に当たりを引く確率を計算するために、2回目と3回目にどのような結果が出ても良いので、これらの確率を考慮する必要はない。
1回目にハズレを引き、4回目に当たりを引く確率。
1回目にハズレを引く確率は68\frac{6}{8}
4回目に当たりを引く確率は、2回目と3回目の結果によって異なる。
全事象は8*7*6*5通り。
1回目ハズレで4回目当たりの場合は、6*7*6*2通り。
よって確率は、67628765=6285=1240=310\frac{6*7*6*2}{8*7*6*5}=\frac{6*2}{8*5}=\frac{12}{40}=\frac{3}{10}
1回目のみ当たりを引く確率+4回目のみ当たりを引く確率=310+310=610=35\frac{3}{10}+\frac{3}{10}=\frac{6}{10}=\frac{3}{5}
しかし、選択肢にない。
(2) 4回目のみ当たりを引く確率
4回目に当たりを引き、1回目にハズレを引く確率を求める。
4回目に当たりを引く確率は 28\frac{2}{8}
1回目にハズレを引き、4回目に当たりを引く確率も310\frac{3}{10}
310\frac{3}{10} + 310\frac{3}{10} = 610\frac{6}{10} = 35\frac{3}{5}

3. 最終的な答え

3/7

「確率論・統計学」の関連問題

(1)7人の生徒から4人を選んで1列に並べるときの並び順の総数を求める。 (2)11人の中から会長、副会長、書記を1人ずつ選ぶ方法の総数を求める。ただし、兼任は認めない。

順列組み合わせ場合の数
2025/7/7

(1) 大小2つのサイコロを投げた時、目の和が5または7になる場合の数を求める。 (2) A, B, Cの3つの町があり、AとBの間には4本、BとCの間には3本の道がある。AからBを経由してCに行く方...

確率場合の数サイコロ組み合わせ
2025/7/7

ある打者の打率(ヒットを打つ確率)は $\frac{1}{3}$ である。この打者が6回打席に立ったときにヒットを打つ回数を $X$ とする。ただし、打席に立ったときの結果はヒットを打つか打たないかの...

確率二項分布確率関数統計
2025/7/7

問題は2つの部分から構成されています。 (1) 指数分布に従う確率変数 $X$ の確率密度関数 $f(x) = ae^{-bx}$ における $a$ と $b$ の値を求める問題です。$X$ の平均が...

確率分布指数分布連続一様分布確率密度関数期待値
2025/7/7

赤球3個、白球2個、青球4個の合計9個の球を1列に並べるとき、白球が隣り合わない並べ方は何通りあるか。

順列組み合わせ場合の数確率
2025/7/7

赤玉2個と白玉1個が入った袋から、玉を1個取り出して色を確認後、袋に戻す試行を3回繰り返す。このとき、赤玉がちょうど2回出る確率を求めます。

確率反復試行二項定理
2025/7/7

袋の中に赤玉が4個、白玉が3個入っている。この袋から玉を1個取り出し、元に戻さずにもう1個取り出すとき、最初に白玉、次に赤玉が出る確率を求める。

確率事象条件付き確率
2025/7/7

男子2人、女子6人が円卓に座る。 (1) 男子2人が隣り合う座り方は何通りあるか。 (2) 男子2人が向かい合う座り方は何通りあるか。

順列円順列組み合わせ場合の数
2025/7/7

男子6人、女子2人がくじ引きで席を決めて円卓を囲んで座るとき、以下の確率を求めよ。 (1) 女子2人が隣り合う確率 (2) 女子2人が向かい合う確率

確率円順列場合の数確率の計算
2025/7/7

8個の玉があり、それぞれ1から8までの数字が書かれています。まず、2個の玉を選んで箱Aに入れ、次に残りの玉から2個を選んで箱Bに入れ、最後に残りの玉から2個を選んで箱Cに入れます。 (1) 箱Aに入れ...

組み合わせ確率場合の数
2025/7/7