1. 問題の内容
1から7までの数字が書かれた7枚のカードから2枚を同時に取り出し、大きい順に並べて2桁の整数を作る。この整数が奇数となる確率を求める。
2. 解き方の手順
まず、2枚のカードを取り出す場合の総数を計算する。
7枚のカードから2枚を選ぶ組み合わせなので、総数は 通り。
次に、奇数になる場合を考える。2桁の整数が奇数になるためには、一の位が奇数である必要がある。
カードにある奇数は1, 3, 5, 7の4つ。
以下、百の位に来る数字で場合分けして考える。
* 一の位が7の場合:十の位は1から6のどれでも良い。ただし、一の位が7なので、1から6のうち7より大きい数字(つまり何もない)は選べない。よって、6,5,4,3,2,1の6つから選べるが、7より小さい数を選ぶ必要があるので、選べるのは1,2,3,4,5,6のいずれかである。このうち、1,3,5が奇数である。なので、7と組み合わせる事ができる十の位の数字は、{6,5,4,3,2,1}の6個である。
よって6通り。
* 一の位が5の場合:十の位は1から4のどれでも良い。ただし、一の位が5なので、1から4のうち5より大きい数字(つまり何もない)は選べない。よって、6,7のいずれかである。なので、5と組み合わせる事ができる十の位の数字は、{6,7}の2個である。よって2通り。
* 一の位が3の場合:十の位は1または2。ただし、一の位が3なので、1または2のうち3より大きい数字は選べない。よって、4,5,6,7のいずれかである。なので、3と組み合わせる事ができる十の位の数字は、{4,5,6,7}の4個である。よって4通り。
* 一の位が1の場合:十の位は何もない。ただし、一の位が1なので、1より大きい数字は選べない。よって、2,3,4,5,6,7のいずれかである。なので、1と組み合わせる事ができる十の位の数字は、{2,3,4,5,6,7}の6個である。よって6通り。
奇数となる場合は、6 + 2 + 4 + 6 = 18通り。
したがって、奇数となる確率は
これは間違いです。
奇数となるには、一の位が奇数である必要があります。
一の位が奇数となる組み合わせを考えます。
2つの数を選び、大きい方を十の位、小さい方を一の位にするので、
一の位の数字は小さい数字になります。
奇数となる組み合わせは以下の通りです。
(2,1), (3,1), (3,2), (4,1), (4,3), (5,1), (5,2), (5,3), (5,4), (6,1), (6,3), (6,5), (7,1), (7,2), (7,3), (7,4), (7,5), (7,6)
組み合わせの総数は
奇数となる組み合わせの数は、
{2,4,6}から一つ選ぶ場合、奇数の{1,3,5,7}から一つ選ぶ。3*4=12通り
{1,3,5,7}から二つ選ぶ。通り
よって、12+6=18通り
18通りではない
一の位が奇数となる組み合わせは、
(7, x), (5, x), (3, x), (1, x)で、xはそれぞれより小さい数字。
(7, 1), (7, 3), (7, 5) : 3通り
(6, x)
(5, 1), (5, 3) : 2通り
(4, x)
(3, 1) : 1通り
(2, x)
(1, x)
一の位が奇数の場合
7: 1, 3, 5 (3個)
5: 1, 3 (2個)
3: 1 (1個)
それぞれの組み合わせの合計は 3 + 2 + 1 = 6個
全部の組み合わせは = 21通り
なので組み合わせの順番は気にしない。
奇数になる確率は、
選択肢の中にありません。
まず全事象は7枚から2枚選ぶので、通り。
奇数となるためには、一の位が奇数である必要があります。
組み合わせを書き出すと、
(2,1), (3,1), (3,2), (4,1), (4,3), (5,1), (5,2), (5,3), (5,4), (6,1), (6,3), (6,5), (7,1), (7,2), (7,3), (7,4), (7,5), (7,6)
一の位が奇数になる組み合わせは、
21, 31, 32, 41, 43, 51, 52, 53, 54, 61, 63, 65, 71, 72, 73, 74, 75, 76
大きい順に並べると、
(2,1) -> 21
(3,1) -> 31
(3,2) -> 32
(4,1) -> 41
(4,3) -> 43
(5,1) -> 51
(5,2) -> 52
(5,3) -> 53
(5,4) -> 54
(6,1) -> 61
(6,3) -> 63
(6,5) -> 65
(7,1) -> 71
(7,2) -> 72
(7,3) -> 73
(7,4) -> 74
(7,5) -> 75
(7,6) -> 76
奇数になるのは、
21, 31, 41, 43, 51, 53, 61, 63, 65, 71, 73, 75の12通り。
よって、確率は