1から7までの数字が書かれた7枚のカードから2枚を同時に取り出し、大きい順に並べて2桁の整数を作る。この整数が奇数となる確率を求める。

確率論・統計学確率組み合わせ場合の数
2025/3/6

1. 問題の内容

1から7までの数字が書かれた7枚のカードから2枚を同時に取り出し、大きい順に並べて2桁の整数を作る。この整数が奇数となる確率を求める。

2. 解き方の手順

まず、2枚のカードを取り出す場合の総数を計算する。
7枚のカードから2枚を選ぶ組み合わせなので、総数は 7C2=7×62×1=21{}_7C_2 = \frac{7 \times 6}{2 \times 1} = 21 通り。
次に、奇数になる場合を考える。2桁の整数が奇数になるためには、一の位が奇数である必要がある。
カードにある奇数は1, 3, 5, 7の4つ。
以下、百の位に来る数字で場合分けして考える。
* 一の位が7の場合:十の位は1から6のどれでも良い。ただし、一の位が7なので、1から6のうち7より大きい数字(つまり何もない)は選べない。よって、6,5,4,3,2,1の6つから選べるが、7より小さい数を選ぶ必要があるので、選べるのは1,2,3,4,5,6のいずれかである。このうち、1,3,5が奇数である。なので、7と組み合わせる事ができる十の位の数字は、{6,5,4,3,2,1}の6個である。
よって6通り。
* 一の位が5の場合:十の位は1から4のどれでも良い。ただし、一の位が5なので、1から4のうち5より大きい数字(つまり何もない)は選べない。よって、6,7のいずれかである。なので、5と組み合わせる事ができる十の位の数字は、{6,7}の2個である。よって2通り。
* 一の位が3の場合:十の位は1または2。ただし、一の位が3なので、1または2のうち3より大きい数字は選べない。よって、4,5,6,7のいずれかである。なので、3と組み合わせる事ができる十の位の数字は、{4,5,6,7}の4個である。よって4通り。
* 一の位が1の場合:十の位は何もない。ただし、一の位が1なので、1より大きい数字は選べない。よって、2,3,4,5,6,7のいずれかである。なので、1と組み合わせる事ができる十の位の数字は、{2,3,4,5,6,7}の6個である。よって6通り。
奇数となる場合は、6 + 2 + 4 + 6 = 18通り。
したがって、奇数となる確率は 1821=67\frac{18}{21} = \frac{6}{7}
これは間違いです。
奇数となるには、一の位が奇数である必要があります。
一の位が奇数となる組み合わせを考えます。
2つの数を選び、大きい方を十の位、小さい方を一の位にするので、
一の位の数字は小さい数字になります。
奇数となる組み合わせは以下の通りです。
(2,1), (3,1), (3,2), (4,1), (4,3), (5,1), (5,2), (5,3), (5,4), (6,1), (6,3), (6,5), (7,1), (7,2), (7,3), (7,4), (7,5), (7,6)
組み合わせの総数は 7C2=21{}_7C_2 = 21
奇数となる組み合わせの数は、
{2,4,6}から一つ選ぶ場合、奇数の{1,3,5,7}から一つ選ぶ。3*4=12通り
{1,3,5,7}から二つ選ぶ。4C2=6{}_4C_2 = 6通り
よって、12+6=18通り
18通りではない
一の位が奇数となる組み合わせは、
(7, x), (5, x), (3, x), (1, x)で、xはそれぞれより小さい数字。
(7, 1), (7, 3), (7, 5) : 3通り
(6, x)
(5, 1), (5, 3) : 2通り
(4, x)
(3, 1) : 1通り
(2, x)
(1, x)
一の位が奇数の場合
7: 1, 3, 5 (3個)
5: 1, 3 (2個)
3: 1 (1個)
それぞれの組み合わせの合計は 3 + 2 + 1 = 6個
全部の組み合わせは7C2{}_7C_2 = 21通り
x>yx > yなので組み合わせの順番は気にしない。
奇数になる確率は、6/21=2/76 / 21 = 2/7
選択肢の中にありません。
まず全事象は7枚から2枚選ぶので、7C2=21{}_7 C_2 = 21通り。
奇数となるためには、一の位が奇数である必要があります。
組み合わせを書き出すと、
(2,1), (3,1), (3,2), (4,1), (4,3), (5,1), (5,2), (5,3), (5,4), (6,1), (6,3), (6,5), (7,1), (7,2), (7,3), (7,4), (7,5), (7,6)
一の位が奇数になる組み合わせは、
21, 31, 32, 41, 43, 51, 52, 53, 54, 61, 63, 65, 71, 72, 73, 74, 75, 76
大きい順に並べると、
(2,1) -> 21
(3,1) -> 31
(3,2) -> 32
(4,1) -> 41
(4,3) -> 43
(5,1) -> 51
(5,2) -> 52
(5,3) -> 53
(5,4) -> 54
(6,1) -> 61
(6,3) -> 63
(6,5) -> 65
(7,1) -> 71
(7,2) -> 72
(7,3) -> 73
(7,4) -> 74
(7,5) -> 75
(7,6) -> 76
奇数になるのは、
21, 31, 41, 43, 51, 53, 61, 63, 65, 71, 73, 75の12通り。
よって、確率は 12/21=4/712/21 = 4/7

3. 最終的な答え

47\frac{4}{7}

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