## 問1
1. 問題の内容
36問の二者択一の問題があり、24問以上正解で合格となる。全くでたらめに解答した場合の合格率を求めよ。
2. 解き方の手順
二者択一の問題なので、各問題の正答率は1/2である。
したがって、36問中問正解する確率は二項分布に従う。
とすると、。
今回の問題では、, である。
合格するためには、24問以上正解する必要があるため、求める確率は
である。
計算を簡単にするため、正規分布近似を検討する。
二項分布は、が大きいとき、正規分布で近似できる。
今回の問題では、なので、平均, 分散, 標準偏差となる。
で近似できる。
求める確率はである。半整数補正を行うと、となる。
標準正規分布表より、
したがって、
合格率は約3.36%である。
3. 最終的な答え
約3.36%
## 問2
1. 問題の内容
1から8までの目が等確率で出る正八面体のサイコロを640回振ったとき、1の目が90回以上出る確率を求めよ。
2. 解き方の手順
1の目が出る確率は、である。
640回振ったとき、1の目が出る回数をとすると、は二項分布に従う。
平均, 分散, 標準偏差となる。
を正規分布で近似する。
求める確率は、である。半整数補正を行うと、となる。
標準正規分布表より、
したがって、
1の目が90回以上出る確率は約12.92%である。
3. 最終的な答え
約12.92%
## 問3
1. 問題の内容
サイコロを180回投げるとき、1の目の出る回数が30回以上40回以下である確率を、半整数補正を用いて正規分布近似で計算せよ。
(ヒント: P(29.5 <= X <= 40.5) とみなして正規分布近似を行う)
2. 解き方の手順
1の目が出る確率は、である。
180回投げたとき、1の目が出る回数をとすると、は二項分布に従う。
平均, 分散, 標準偏差となる。
を正規分布で近似する。
求める確率は、である。半整数補正を行うと、となる。
標準正規分布表より、,
したがって、
1の目が30回以上40回以下である確率は約52.19%である。
3. 最終的な答え
約52.19%