3点A(1, 4), B(1, 1), Cを頂点とする三角形ABCの重心Gの座標が(-1, 3)である。以下の点の座標を求める問題。 (1) 線分AGの中点M (2) 線分ABを2:1に内分する点P (3) 点C (4) 線分BCを3:2に外分する点Q

幾何学座標平面重心中点内分点外分点三角形
2025/4/29

1. 問題の内容

3点A(1, 4), B(1, 1), Cを頂点とする三角形ABCの重心Gの座標が(-1, 3)である。以下の点の座標を求める問題。
(1) 線分AGの中点M
(2) 線分ABを2:1に内分する点P
(3) 点C
(4) 線分BCを3:2に外分する点Q

2. 解き方の手順

(1) 線分AGの中点Mの座標は、AとGの座標の平均を取ることで求められます。
M=(1+(1)2,4+32)M = (\frac{1 + (-1)}{2}, \frac{4 + 3}{2})
(2) 線分ABを2:1に内分する点Pの座標は、内分点の公式を用いて求められます。
P=(21+112+1,21+142+1)P = (\frac{2 \cdot 1 + 1 \cdot 1}{2 + 1}, \frac{2 \cdot 1 + 1 \cdot 4}{2 + 1})
(3) 三角形ABCの重心Gの座標は、各頂点の座標の平均を取ることで求められます。つまり、
G=(xA+xB+xC3,yA+yB+yC3)G = (\frac{x_A + x_B + x_C}{3}, \frac{y_A + y_B + y_C}{3})
ここで、xA=1,yA=4,xB=1,yB=1x_A = 1, y_A = 4, x_B = 1, y_B = 1であり、G=(1,3)G = (-1, 3)です。点Cの座標を(xC,yC)(x_C, y_C)とすると、以下の式が成り立ちます。
1+1+xC3=1\frac{1 + 1 + x_C}{3} = -1
4+1+yC3=3\frac{4 + 1 + y_C}{3} = 3
これらの式を解いて、xC,yCx_C, y_Cを求めます。
(4) 線分BCを3:2に外分する点Qの座標は、外分点の公式を用いて求められます。点B(1, 1), 点C(xCx_C, yCy_C)に対して、
Q=(3xC2132,3yC2132)Q = (\frac{3 \cdot x_C - 2 \cdot 1}{3 - 2}, \frac{3 \cdot y_C - 2 \cdot 1}{3 - 2})
上で求めたCの座標を代入して計算します。
(1)
M=(1+(1)2,4+32)=(02,72)=(0,72)M = (\frac{1 + (-1)}{2}, \frac{4 + 3}{2}) = (\frac{0}{2}, \frac{7}{2}) = (0, \frac{7}{2})
(2)
P=(21+112+1,21+142+1)=(33,63)=(1,2)P = (\frac{2 \cdot 1 + 1 \cdot 1}{2 + 1}, \frac{2 \cdot 1 + 1 \cdot 4}{2 + 1}) = (\frac{3}{3}, \frac{6}{3}) = (1, 2)
(3)
1+1+xC3=1\frac{1 + 1 + x_C}{3} = -1
2+xC=32 + x_C = -3
xC=5x_C = -5
4+1+yC3=3\frac{4 + 1 + y_C}{3} = 3
5+yC=95 + y_C = 9
yC=4y_C = 4
よって、C = (-5, 4)
(4)
Q=(3(5)2132,342132)=(1521,1221)=(17,10)Q = (\frac{3 \cdot (-5) - 2 \cdot 1}{3 - 2}, \frac{3 \cdot 4 - 2 \cdot 1}{3 - 2}) = (\frac{-15 - 2}{1}, \frac{12 - 2}{1}) = (-17, 10)

3. 最終的な答え

(1) M(0, 7/2)
(2) P(1, 2)
(3) C(-5, 4)
(4) Q(-17, 10)

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