2次関数 $y = \frac{3}{2}x^2$ のグラフ上に、x座標がそれぞれ-2と3である点A, Bをとる。A, Bを通る直線とy軸との交点をCとする。 (1) 3点A, B, Cの座標を求める。 (2) △OABの面積を求める。

代数学二次関数座標直線の式面積
2025/4/29

1. 問題の内容

2次関数 y=32x2y = \frac{3}{2}x^2 のグラフ上に、x座標がそれぞれ-2と3である点A, Bをとる。A, Bを通る直線とy軸との交点をCとする。
(1) 3点A, B, Cの座標を求める。
(2) △OABの面積を求める。

2. 解き方の手順

(1)
点Aのx座標は-2なので、y=32(2)2=32×4=6y = \frac{3}{2}(-2)^2 = \frac{3}{2} \times 4 = 6 より、Aの座標は(-2, 6)。
点Bのx座標は3なので、y=32(3)2=32×9=272y = \frac{3}{2}(3)^2 = \frac{3}{2} \times 9 = \frac{27}{2} より、Bの座標は(3, 272\frac{27}{2})。
A, Bを通る直線の式を y=ax+by = ax + b とおく。
A(-2, 6)を通るので、6=2a+b6 = -2a + b
B(3, 272\frac{27}{2})を通るので、272=3a+b\frac{27}{2} = 3a + b
この連立方程式を解く。
2726=3a(2a)\frac{27}{2} - 6 = 3a - (-2a)
272122=5a\frac{27}{2} - \frac{12}{2} = 5a
152=5a\frac{15}{2} = 5a
a=152÷5=152×15=32a = \frac{15}{2} \div 5 = \frac{15}{2} \times \frac{1}{5} = \frac{3}{2}
6=2×32+b6 = -2 \times \frac{3}{2} + b
6=3+b6 = -3 + b
b=9b = 9
よって、直線ABの式は y=32x+9y = \frac{3}{2}x + 9
Cは直線ABとy軸の交点なので、x=0を代入すると、y=32(0)+9=9y = \frac{3}{2}(0) + 9 = 9
したがって、Cの座標は(0, 9)。
(2)
△OABの面積は、点Aからx軸までの距離 66 を高さ、3(2)=53-(-2)=5 を底辺とする三角形と、点Bからx軸までの距離 272\frac{27}{2} を高さ、3(2)=53-(-2)=5 を底辺とする三角形に分割して考える。
Oを原点とする。
△OAB = △OAC + △OBC.
ただし、今回の場合は、点Cはy軸上の点なので、△OAB = (△OACのx軸に対する符号を反転させたものの絶対値) + △OBC となる。
直線ABの式を y=32x+9y = \frac{3}{2}x + 9 とおく。
△OABの面積 = 12×5×9=452\frac{1}{2} \times 5 \times |9| = \frac{45}{2}
△OAB = 12xAyBxByA=12(2)(272)(3)(6)=122718=1245=452\frac{1}{2}|x_A y_B - x_B y_A| = \frac{1}{2}|(-2)(\frac{27}{2}) - (3)(6)| = \frac{1}{2}|-27 - 18| = \frac{1}{2}|-45| = \frac{45}{2}

3. 最終的な答え

(1)
A(-2, 6)
B(3, 272\frac{27}{2})
C(0, 9)
(2)
452\frac{45}{2}

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