円周上に点C, Pがあり、線分ABは円の直径です。ABとCPの交点をEとするとき、三角形ACEと三角形PBEが合同であることを証明する穴埋め問題を解きます。

幾何学合同円周角証明
2025/4/29

1. 問題の内容

円周上に点C, Pがあり、線分ABは円の直径です。ABとCPの交点をEとするとき、三角形ACEと三角形PBEが合同であることを証明する穴埋め問題を解きます。

2. 解き方の手順

(ア) 対頂角が等しいので、AEC=PEB\angle AEC = \angle PEB。したがって、アにはAEC、イにはPEBが入ります。
(ウ) 円周角の定理より、弧APに対する円周角は等しいので、ACP=ABP\angle ACP = \angle ABP。したがって、ウにはACP、エにはABPが入ります。
(オ) AEとPEは長さが等しいとは限らないため、AE=すせとは言えません。CEとBEが等しいとも限りません。
しかし、三角形ACEと三角形PBEにおいて、
(1) AEC=PEB\angle AEC = \angle PEB
(2) ACE=PBE\angle ACE = \angle PBE
です。
加えて、ABは直径なので、ACB=90\angle ACB = 90^\circ です。また、APB=90\angle APB = 90^\circ です。
ここで、三角形の内角の和は180180^\circなので、
CAE=180ACEAEC\angle CAE = 180^\circ - \angle ACE - \angle AEC
BPE=180PBEPEB\angle BPE = 180^\circ - \angle PBE - \angle PEB
また、ACE=PBE\angle ACE = \angle PBE, AEC=PEB\angle AEC = \angle PEBより、CAE=BPE\angle CAE = \angle BPEとなります。
したがって、CAE=BPE\angle CAE = \angle BPE
ここで、AEとBEの関係ですが、図形的にAEとBEが等しくなるケースはないので、AE=BEとは言えません。
問題文には1組の辺とその両端の角がそれぞれ等しいと書いてあるので、それを使うことを考えます。
ACE=PBE\angle ACE = \angle PBECAE=BPE\angle CAE = \angle BPEは示せましたが、肝心の辺がありません。
したがって、この条件では三角形の合同は示せません。
問題文に誤りがあるか、図に別の条件が隠されています。
しかし、解答群から考えると、AE=PEである必要があります。
AE=PEであれば、1組の辺とその両端の角がそれぞれ等しいので、△ACE ≡ △PBEと言えます。
したがって、オにはPEが入ります。

3. 最終的な答え

ア: AEC
イ: PEB
ウ: ACP
エ: ABP
オ: PE

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