1. 問題の内容
円周上に点C, Pがあり、線分ABは円の直径です。ABとCPの交点をEとするとき、三角形ACEと三角形PBEが合同であることを証明する穴埋め問題を解きます。
2. 解き方の手順
(ア) 対頂角が等しいので、。したがって、アにはAEC、イにはPEBが入ります。
(ウ) 円周角の定理より、弧APに対する円周角は等しいので、。したがって、ウにはACP、エにはABPが入ります。
(オ) AEとPEは長さが等しいとは限らないため、AE=すせとは言えません。CEとBEが等しいとも限りません。
しかし、三角形ACEと三角形PBEにおいて、
(1)
(2)
です。
加えて、ABは直径なので、 です。また、 です。
ここで、三角形の内角の和はなので、
また、, より、となります。
したがって、
ここで、AEとBEの関係ですが、図形的にAEとBEが等しくなるケースはないので、AE=BEとは言えません。
問題文には1組の辺とその両端の角がそれぞれ等しいと書いてあるので、それを使うことを考えます。
とは示せましたが、肝心の辺がありません。
したがって、この条件では三角形の合同は示せません。
問題文に誤りがあるか、図に別の条件が隠されています。
しかし、解答群から考えると、AE=PEである必要があります。
AE=PEであれば、1組の辺とその両端の角がそれぞれ等しいので、△ACE ≡ △PBEと言えます。
したがって、オにはPEが入ります。
3. 最終的な答え
ア: AEC
イ: PEB
ウ: ACP
エ: ABP
オ: PE