与えられた整数の最大公約数を求める問題です。具体的には、以下の3つのケースについて最大公約数を求めます。 (1) 16, 24 (2) 42, 56 (3) 18, 30, 48

数論最大公約数GCD素因数分解整数の性質
2025/3/18

1. 問題の内容

与えられた整数の最大公約数を求める問題です。具体的には、以下の3つのケースについて最大公約数を求めます。
(1) 16, 24
(2) 42, 56
(3) 18, 30, 48

2. 解き方の手順

最大公約数(GCD: Greatest Common Divisor)を求めるには、各数の素因数分解を行い、共通の素因数を全て掛け合わせる方法や、ユークリッドの互除法を用いる方法があります。ここでは、素因数分解を利用して解いていきます。
(1) 16と24の最大公約数
16の素因数分解: 16=2416 = 2^4
24の素因数分解: 24=23×324 = 2^3 \times 3
共通の素因数は22のみであり、指数の小さい方は33です。
したがって、最大公約数は23=82^3 = 8となります。
(2) 42と56の最大公約数
42の素因数分解: 42=2×3×742 = 2 \times 3 \times 7
56の素因数分解: 56=23×756 = 2^3 \times 7
共通の素因数は2277です。指数の小さい方はそれぞれ1111です。
したがって、最大公約数は21×71=2×7=142^1 \times 7^1 = 2 \times 7 = 14となります。
(3) 18, 30, 48の最大公約数
18の素因数分解: 18=2×3218 = 2 \times 3^2
30の素因数分解: 30=2×3×530 = 2 \times 3 \times 5
48の素因数分解: 48=24×348 = 2^4 \times 3
共通の素因数は2233です。指数の小さい方はそれぞれ1111です。
したがって、最大公約数は21×31=2×3=62^1 \times 3^1 = 2 \times 3 = 6となります。

3. 最終的な答え

(1) 8
(2) 14
(3) 6

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問題は、与えられた数に対して、その正の約数の個数を求めるものです。具体的には、以下の3つの数について、正の約数の個数をそれぞれ求めます。 (1) 16 (2) 144 (3) 504

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