点Pから放物線 $y = x^2$ に2本の接線を引くことができ、それらの接点をA, Bとするとき、$\angle APB = \frac{\pi}{4}$ を満たしながら動く。このような点Pの軌跡を求めよ。
2025/4/29
1. 問題の内容
点Pから放物線 に2本の接線を引くことができ、それらの接点をA, Bとするとき、 を満たしながら動く。このような点Pの軌跡を求めよ。
2. 解き方の手順
まず、点Pの座標を とおく。放物線 上の点 における接線の方程式は、
より、 なので、
この接線が点P を通るから、
この に関する2次方程式は、点Pから放物線に引ける接線の接点の 座標を表す。問題文より、点Pから2本の接線が引けるので、この2次方程式は異なる2つの実数解を持つ。
したがって、判別式をとすると、
2つの接点の 座標を とすると、 は の解なので、解と係数の関係より、
直線AP, BP の傾きをそれぞれ とすると、
同様に、
より、 であるから、
の上に点Pが存在するため、
より だから