$x$軸上を正の向きに進む縦波のある時刻における媒質の変位を横波的に表した図が与えられている。図中の点AからIのうち、以下の状態になっている媒質を全て選ぶ問題である。 (a) 最も密 (b) 最も疎 (c) 振動の速度が0 (d) 振動の速度が右向きに最大 (e) 振動の速度が左向きに最大

その他波動縦波物理
2025/4/29

1. 問題の内容

xx軸上を正の向きに進む縦波のある時刻における媒質の変位を横波的に表した図が与えられている。図中の点AからIのうち、以下の状態になっている媒質を全て選ぶ問題である。
(a) 最も密
(b) 最も疎
(c) 振動の速度が0
(d) 振動の速度が右向きに最大
(e) 振動の速度が左向きに最大

2. 解き方の手順

縦波の疎密と変位の関係を考える。縦波は密な部分と疎な部分が交互に現れる波である。横波表示では、
* 最も密な場所は、変位が0で、変位の傾きが正の場所である。
* 最も疎な場所は、変位が0で、変位の傾きが負の場所である。
* 振動の速度が0の場所は、変位が最大または最小の場所である。
* 振動の速度が右向きに最大の場所は、変位が0で、その場所の媒質が正方向に動いている場所である。これは、変位が減少している場所に対応する。
* 振動の速度が左向きに最大の場所は、変位が0で、その場所の媒質が負方向に動いている場所である。これは、変位が増加している場所に対応する。
(a) 最も密:変位が0で、変位の傾きが正の場所を探す。図からA, E, Iが該当する。
(b) 最も疎:変位が0で、変位の傾きが負の場所を探す。図からC, Gが該当する。
(c) 振動の速度が0:変位が最大または最小の場所を探す。図からB, D, F, Hが該当する。
(d) 振動の速度が右向きに最大:変位が0で、変位が減少している場所を探す。図からO(原点)が該当する。
(e) 振動の速度が左向きに最大:変位が0で、変位が増加している場所を探す。図からO(原点)から右に離れる場所(A、E、Iの手前)が該当する。問題文中の選択肢にはない。

3. 最終的な答え

(a) 最も密:A, E, I
(b) 最も疎:C, G
(c) 振動の速度が0:B, D, F, H
(d) 振動の速度が右向きに最大:O(原点)
(e) 振動の速度が左向きに最大:なし

「その他」の関連問題

(1) $2^{30}$ は何桁の数か求めよ。ただし、$\log_{10} 2 = 0.3010$ とする。 (2) $(\frac{1}{5})^{20}$ を小数で表すと、小数第何位に初めて0でな...

対数桁数小数常用対数
2025/7/11

$\sin 120^{\circ} + \cos 150^{\circ} + \tan 135^{\circ}$ の値を計算する問題です。

三角関数三角比角度計算
2025/7/11

P, Q, R, Sの4人が400m走を2回行いました。各回の順位は異なり、同着はありませんでした。 以下の条件が与えられています。 * 2回ともPはQより1つ下の順位でした。 * 2回目にQ...

順位論理場合分け
2025/7/11

全体集合 $U = \{1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9\}$、集合 $A = \{1, 3, 5, 6, 7, 9\}$、集合 $B = \{2, 3, 4, 5, 7\}$ が与...

集合集合演算共通部分補集合
2025/7/10

$(\sin\theta + \cos\theta)^2 + (\sin\theta - \cos\theta)^2$ の値を求める問題です。

三角関数恒等式計算
2025/7/10

与えられた2つの命題の対偶を求める問題です。 (1) $x = 6 \Rightarrow x^2 = 36$ (2) $n$ は 4 の倍数 $\Rightarrow$ $n$ は 2 の倍数

論理命題対偶否定
2025/7/10

問題は全体集合 $U = \{1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9\}$ と、部分集合 $A = \{1, 3, 5, 6, 7, 9\}$、 $B = \{2, 3, 4, 5, 7\...

集合集合演算共通部分和集合
2025/7/10

写像 $f: X \rightarrow Y$ と、部分集合 $A \subset X$, $C \subset Y$ が与えられたとき、以下の包含関係について、その逆の包含関係が一般的に正しいかどう...

写像集合包含関係逆像単射
2025/7/10

写像 $f:X \to Y$ と、$A, B \subseteq X$ および $C, D \subseteq Y$ に対して、以下の包含関係の逆の包含関係が一般的に正しいかどうかを議論する問題です。...

写像集合包含関係逆像集合論
2025/7/10

問題2は、ベルンシュタインの定理について、(1) 定理の内容を述べ、(2) その定理を証明することを求めています。

集合論写像全単射ベルンシュタインの定理証明
2025/7/9