関数 $f(x) = x^2 - 4x$ について、以下のものを求める問題です。 (1) $x$ が $3$ から $7$ まで変化するときの平均変化率 (2) $x$ が $2$ から $2+h$ ($h \neq 0$) まで変化するときの平均変化率 (3) $x=2$ における微分係数 (4) 曲線 $y=f(x)$ 上の点 $A(a, f(a))$ における接線の傾きが $-1$ となるときの $a$ の値

解析学関数平均変化率微分係数接線
2025/3/6

1. 問題の内容

関数 f(x)=x24xf(x) = x^2 - 4x について、以下のものを求める問題です。
(1) xx33 から 77 まで変化するときの平均変化率
(2) xx22 から 2+h2+h (h0h \neq 0) まで変化するときの平均変化率
(3) x=2x=2 における微分係数
(4) 曲線 y=f(x)y=f(x) 上の点 A(a,f(a))A(a, f(a)) における接線の傾きが 1-1 となるときの aa の値

2. 解き方の手順

(1) 平均変化率は、f(7)f(3)73\frac{f(7) - f(3)}{7-3} で求められます。
f(7)=7247=4928=21f(7) = 7^2 - 4 \cdot 7 = 49 - 28 = 21
f(3)=3243=912=3f(3) = 3^2 - 4 \cdot 3 = 9 - 12 = -3
よって、平均変化率は 21(3)73=244=6\frac{21 - (-3)}{7-3} = \frac{24}{4} = 6
(2) 平均変化率は、f(2+h)f(2)(2+h)2=f(2+h)f(2)h\frac{f(2+h) - f(2)}{(2+h)-2} = \frac{f(2+h) - f(2)}{h} で求められます。
f(2+h)=(2+h)24(2+h)=4+4h+h284h=h24f(2+h) = (2+h)^2 - 4(2+h) = 4 + 4h + h^2 - 8 - 4h = h^2 - 4
f(2)=2242=48=4f(2) = 2^2 - 4 \cdot 2 = 4 - 8 = -4
よって、平均変化率は (h24)(4)h=h2h=h\frac{(h^2 - 4) - (-4)}{h} = \frac{h^2}{h} = h
(3) x=2x=2 における微分係数は、f(2)f'(2) で求められます。
まず、f(x)f'(x) を求めます。f(x)=x24xf(x) = x^2 - 4x なので、f(x)=2x4f'(x) = 2x - 4
よって、f(2)=224=44=0f'(2) = 2 \cdot 2 - 4 = 4 - 4 = 0
(4) 曲線 y=f(x)y=f(x) 上の点 A(a,f(a))A(a, f(a)) における接線の傾きは、f(a)f'(a) で求められます。
f(x)=2x4f'(x) = 2x - 4 なので、f(a)=2a4f'(a) = 2a - 4
これが 1-1 となるので、2a4=12a - 4 = -1 を解きます。
2a=32a = 3
a=32a = \frac{3}{2}

3. 最終的な答え

(1) 6
(2) hh
(3) 0
(4) 32\frac{3}{2}

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