$x, y$ は実数とする。以下の (1) から (3) のそれぞれについて、左側の条件が右側の条件であるための「必要条件」「十分条件」「必要十分条件」のいずれであるかを答える問題です。 (1) $x = -2$ は $x^2 = 4$ であるための \_\_\_ 条件である。 (2) $x > 0$ は $x > 1$ であるための \_\_\_ 条件である。 (3) $x = y$ は $(x-y)x = 0$ であるための \_\_\_ 条件である。
2025/4/30
1. 問題の内容
は実数とする。以下の (1) から (3) のそれぞれについて、左側の条件が右側の条件であるための「必要条件」「十分条件」「必要十分条件」のいずれであるかを答える問題です。
(1) は であるための \_\_\_ 条件である。
(2) は であるための \_\_\_ 条件である。
(3) は であるための \_\_\_ 条件である。
2. 解き方の手順
(1) は であるための \_\_\_ 条件である。
まず、 ならば なので、 は であるための十分条件です。
次に、 ならば なので、 とは限りません。よって、 は であるための必要条件ではありません。
したがって、 は であるための十分条件です。
(2) は であるための \_\_\_ 条件である。
ならば なので、 は であるための必要条件です。
しかし、 でも とは限りません。例えば、 のとき、 ですが、 ではありません。よって、 は であるための十分条件ではありません。
したがって、 は であるための必要条件です。
(3) は であるための \_\_\_ 条件である。
ならば なので、 は であるための十分条件です。
ならば、 または が成り立ちます。
の場合は です。しかし、 の場合は でなくても が成り立つので、例えば の場合も となります。したがって、 とは限りません。よって、 は であるための必要条件ではありません。
したがって、 は であるための十分条件です。
3. 最終的な答え
(1) 十分
(2) 必要
(3) 十分