初項2、公差5の等差数列 $\{a_n\}$ のうち、2桁の自然数である項の総和 $S$ を求めよ。

代数学等差数列数列一般項
2025/4/30

1. 問題の内容

初項2、公差5の等差数列 {an}\{a_n\} のうち、2桁の自然数である項の総和 SS を求めよ。

2. 解き方の手順

数列 {an}\{a_n\} の一般項を求める。等差数列の一般項は an=a1+(n1)da_n = a_1 + (n-1)d で与えられる。ここで、a1=2a_1 = 2d=5d = 5 であるから、
an=2+(n1)5=2+5n5=5n3a_n = 2 + (n-1)5 = 2 + 5n - 5 = 5n - 3
数列 {an}\{a_n\} が2桁の自然数となる条件を求める。つまり、10an9910 \leq a_n \leq 99 を満たす nn を求める。
105n39910 \leq 5n - 3 \leq 99
135n10213 \leq 5n \leq 102
135n1025\frac{13}{5} \leq n \leq \frac{102}{5}
2.6n20.42.6 \leq n \leq 20.4
nn は自然数なので、3n203 \leq n \leq 20 である。したがって、2桁の自然数となる項は a3a_3 から a20a_{20} までである。
総和 SS を求める。これは等差数列の和なので、S=n2(a1+an)S = \frac{n}{2}(a_1 + a_n) を利用する。今回は、初項が a3=5(3)3=12a_3 = 5(3) - 3 = 12、末項が a20=5(20)3=97a_{20} = 5(20) - 3 = 97、項数が 203+1=1820 - 3 + 1 = 18 である。したがって、
S=182(12+97)=9(109)=981S = \frac{18}{2}(12 + 97) = 9(109) = 981

3. 最終的な答え

S=981S = 981

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