自然数 $n$ に関する条件 $P$ が全ての自然数について成り立つことを証明するために、数学的帰納法を用いる場合の手順を問う問題です。具体的には、 [1] $n=1$ のとき、 [2] $n=k$ のとき、と、$n=k+1$ のときに何をすべきかを、選択肢の中から選ぶ問題です。
2025/4/30
1. 問題の内容
自然数 に関する条件 が全ての自然数について成り立つことを証明するために、数学的帰納法を用いる場合の手順を問う問題です。具体的には、
[1] のとき、
[2] のとき、と、 のときに何をすべきかを、選択肢の中から選ぶ問題です。
2. 解き方の手順
数学的帰納法は、以下の手順で証明を行います。
(1) **初期段階**: (または最初の自然数) のときに条件 が成り立つことを示します。
(2) **帰納的段階**: のときに条件 が成り立つと仮定(帰納法の仮定)し、 のときにも条件 が成り立つことを示します。
したがって、
[1] のときは、条件 が成り立つことを示す必要があります。選択肢③が該当します。
[2] のときは、条件 が成り立つことを仮定します。選択肢②が該当します。
そして、 のときは、条件 が成り立つことを示す必要があります。選択肢③が該当します。
3. 最終的な答え
[1] のとき: ③
[2] のとき: ②、 のとき: ③