ある温泉の浴槽に給湯口A、Bと排水口がある。給湯口Aだけで満水にするのに30分、給湯口Bだけで満水にするのに60分かかる。給湯口AとBを同時に使うと15分で満水になる。満水の状態で給湯口を閉じたとき、浴槽が空になるまでの時間を求める。排水口は常に開いている。

応用数学文章題割合方程式
2025/4/30

1. 問題の内容

ある温泉の浴槽に給湯口A、Bと排水口がある。給湯口Aだけで満水にするのに30分、給湯口Bだけで満水にするのに60分かかる。給湯口AとBを同時に使うと15分で満水になる。満水の状態で給湯口を閉じたとき、浴槽が空になるまでの時間を求める。排水口は常に開いている。

2. 解き方の手順

まず、浴槽の容量を1とする。
* 給湯口Aから1分間に出る湯量をaとする。
* 給湯口Bから1分間に出る湯量をbとする。
* 排水口から1分間に排出される湯量をcとする。
給湯口Aだけで満水にするのに30分かかるので、30a=130a = 1 より、a=130a = \frac{1}{30}
給湯口Bだけで満水にするのに60分かかるので、60b=160b = 1 より、b=160b = \frac{1}{60}
給湯口A、Bを同時に使うと15分で満水になるので、15(a+bc)=115(a + b - c) = 1
15(130+160c)=115(\frac{1}{30} + \frac{1}{60} - c) = 1
130+160c=115\frac{1}{30} + \frac{1}{60} - c = \frac{1}{15}
260+160c=460\frac{2}{60} + \frac{1}{60} - c = \frac{4}{60}
360c=460\frac{3}{60} - c = \frac{4}{60}
c=360460=160c = \frac{3}{60} - \frac{4}{60} = -\frac{1}{60}
排水口から排出される湯量が負になった。
問題文より給湯口Aだけで満水にするのに30分、給湯口Bだけで満水にするのに60分かかる。給湯口AとBを同時に使うと15分で満水になる。これは矛盾している。
15(130+160)=15(260+160)=15(360)=4560=34<115(\frac{1}{30} + \frac{1}{60}) = 15(\frac{2}{60} + \frac{1}{60}) = 15(\frac{3}{60}) = \frac{45}{60} = \frac{3}{4} < 1
よって、排水口から排出される湯量は0より大きいことがわかる。
給湯口A、Bを同時に使うと15分で満水になるので、15(a+bc)=115(a + b - c) = 1より、a+bc=115a+b-c=\frac{1}{15}
c=a+b115=130+160115=260+160460=160c=a+b-\frac{1}{15}=\frac{1}{30}+\frac{1}{60}-\frac{1}{15}=\frac{2}{60}+\frac{1}{60}-\frac{4}{60}=-\frac{1}{60}
正しくは給湯口Aだけで満水にするのに30分かかるので、30(ac)=130(a-c) = 1
給湯口Bだけで満水にするのに60分かかるので、60(bc)=160(b-c) = 1
給湯口A、Bを同時に使うと15分で満水になるので、15(a+bc)=115(a+b-c) = 1
ac=130a-c = \frac{1}{30}, bc=160b-c = \frac{1}{60}, a+bc=115a+b-c = \frac{1}{15}
a=c+130a = c + \frac{1}{30}, b=c+160b = c + \frac{1}{60}
c+130+c+160c=115c + \frac{1}{30} + c + \frac{1}{60} - c = \frac{1}{15}
c+130+160=115c + \frac{1}{30} + \frac{1}{60} = \frac{1}{15}
c+260+160=460c + \frac{2}{60} + \frac{1}{60} = \frac{4}{60}
c=160c = \frac{1}{60}
満水の状態から空になるまでの時間をtとすると、t×c=1t \times c = 1
t×160=1t \times \frac{1}{60} = 1
t=60t = 60

3. 最終的な答え

60分

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