1枚の硬貨を繰り返し投げ、表が2回出たら賞品がもらえるゲームをする。ただし、投げられる回数は6回までとし、2回目の表が出たらそれ以降は投げない。1回目に裏が出たとき、賞品がもらえるための表裏の出方の順は何通りあるかを求める。

確率論・統計学確率組み合わせ場合の数条件付き確率
2025/4/30

1. 問題の内容

1枚の硬貨を繰り返し投げ、表が2回出たら賞品がもらえるゲームをする。ただし、投げられる回数は6回までとし、2回目の表が出たらそれ以降は投げない。1回目に裏が出たとき、賞品がもらえるための表裏の出方の順は何通りあるかを求める。

2. 解き方の手順

1回目に裏が出ることが確定しているので、残りの5回の試行で、表が2回出るパターンを考える。
2回目の表が出るのが何回目かによって場合分けして考える。
* 2回目に表が出るのが2回目(裏表)の場合:
残りの試行で表が出ることは許されないので、裏裏裏裏となる。パターンは1通り。
* 2回目に表が出るのが3回目(裏裏表)の場合:
残りの2回の試行で表が出ることは許されないので、裏裏となる。2回目の表が出る前に表は出てはいけないので、表の出る順番は確定している。パターンは1通り。
* 2回目に表が出るのが4回目(裏**表)の場合:
**の部分に表が1回、裏が1回入る。この2回の並び方は 2!/(1!1!)=22!/(1!1!) = 2 通り。
残りの1回の試行で表が出ることは許されないので、裏となる。パターンは2通り。
* 2回目に表が出るのが5回目(裏**表)の場合:
****の部分に表が1回、裏が2回入る。この3回の並び方は 3!/(1!2!)=33!/(1!2!) = 3 通り。パターンは3通り。
* 2回目に表が出るのが6回目(裏****表)の場合:
****の部分に表が1回、裏が3回入る。この4回の並び方は 4!/(1!3!)=44!/(1!3!) = 4 通り。パターンは4通り。
したがって、合計のパターン数は 1+1+2+3+4=111+1+2+3+4 = 11 通り。

3. 最終的な答え

11通り

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