$k$を定数とするとき、方程式 $\frac{\log x}{x} = k$ の異なる実数解の個数を、$k$の値によって分類する問題です。ただし、$\lim_{x \to \infty} \frac{\log x}{x} = 0$ を用いてよいとあります。
2025/3/18
1. 問題の内容
を定数とするとき、方程式 の異なる実数解の個数を、の値によって分類する問題です。ただし、 を用いてよいとあります。
2. 解き方の手順
まず、 とおき、 のグラフを調べます。
となるのは、 のとき、つまり より のときです。
となるのは、 のとき、つまり より のときです。
となるのは、 のとき、つまり より のときです。
したがって、 は で極大値をとります。その極大値は
また、 であり、 であることが与えられています。
以上のことから、 のグラフは、 で極大値 を持ち、
のとき に発散、 のとき に収束します。
したがって、 と の交点の個数を考えます。
* のとき:交点は1つ。つまり実数解は1個。
* のとき:交点は1つ。つまり実数解は1個。()
* のとき:交点は2つ。つまり実数解は2個。
* のとき:交点は1つ。つまり実数解は1個。
* のとき:交点はない。つまり実数解は0個。
問題文に合うように書き換えると
* のとき、実数解は2個。したがって、1=0, 2=1, 3=2。
* , のとき、実数解は1個。したがって、4=0, 5=1, 6=1。
* のとき、実数解は0個。したがって、7=1, 8=0。
3. 最終的な答え
1: 0
2: 1
3: 2
4: 0
5: 1
6: 1
7: 1
8: 0