初速度 $16 m/s$ で運動していた物体が、5.0秒間加速して速度が $28 m/s$ になった。加速度が一定であるとして、その大きさを求める。

応用数学運動加速度速度微分等加速度運動
2025/4/30
はい、承知いたしました。以下に各問題の解答を示します。
**問題1**

1. 問題の内容

初速度 16m/s16 m/s で運動していた物体が、5.0秒間加速して速度が 28m/s28 m/s になった。加速度が一定であるとして、その大きさを求める。

2. 解き方の手順

加速度 aa は、速度の変化 Δv\Delta v を時間変化 Δt\Delta t で割ることで求められます。
すなわち、
a=ΔvΔt=vfvitftia = \frac{\Delta v}{\Delta t} = \frac{v_f - v_i}{t_f - t_i}
ここで、viv_i は初速度、vfv_f は最終速度、tit_i は初期時刻、tft_f は最終時刻を表します。
与えられた値を代入すると、
a=28m/s16m/s5.0s0s=12m/s5.0s=2.4m/s2a = \frac{28 m/s - 16 m/s}{5.0 s - 0 s} = \frac{12 m/s}{5.0 s} = 2.4 m/s^2

3. 最終的な答え

加速度の大きさは 2.4m/s22.4 m/s^2 です。
**問題2**

1. 問題の内容

重力だけを受けて落下する物体の加速度の大きさは 9.8m/s29.8 m/s^2 である。質量 1.5kg1.5 kg の物体を、高いところから静かに落下させた。物体は重力だけを受けて落下を続けたとすると、3.0秒後の物体の速さを求める。

2. 解き方の手順

物体の初速度は 0m/s0 m/s です。重力加速度 g=9.8m/s2g = 9.8 m/s^2 が一定であるため、時刻 tt における速度 vv は、
v=v0+gtv = v_0 + gt
で与えられます。ここで、v0v_0 は初速度を表します。
与えられた値を代入すると、
v=0m/s+(9.8m/s2)(3.0s)=29.4m/sv = 0 m/s + (9.8 m/s^2)(3.0 s) = 29.4 m/s

3. 最終的な答え

3.0秒後の物体の速さは 29.4m/s29.4 m/s です。
**問題3**

1. 問題の内容

xx軸上を一定の加速度で運動している物体がある。時刻 t=1st = 1 st=3.5st = 3.5 s の速度の xx 成分を測定したところ、それぞれ vx(1)=23m/sv_x(1) = 23 m/svx(3.5)=8.0m/sv_x(3.5) = 8.0 m/s であった。加速度の xx 成分 axa_x を計算する。

2. 解き方の手順

加速度 axa_x は、速度の変化 Δvx\Delta v_x を時間変化 Δt\Delta t で割ることで求められます。
ax=ΔvxΔt=vx(3.5)vx(1)3.5s1sa_x = \frac{\Delta v_x}{\Delta t} = \frac{v_x(3.5) - v_x(1)}{3.5 s - 1 s}
与えられた値を代入すると、
ax=8.0m/s23m/s3.5s1s=15m/s2.5s=6.0m/s2a_x = \frac{8.0 m/s - 23 m/s}{3.5 s - 1 s} = \frac{-15 m/s}{2.5 s} = -6.0 m/s^2

3. 最終的な答え

加速度の xx 成分は 6.0m/s2-6.0 m/s^2 です。
**問題4**

1. 問題の内容

xx軸上を正の向きに 32m/s32 m/s で動いていた物体が、時刻 t=0st = 0 s から一定の加速度で減速し、時刻 t=5.0st = 5.0 s で停止した。減速中の物体の加速度の xx 成分を計算し、時刻 tt (0t5.00 \le t \le 5.0) での速度の xx 成分を求める。

2. 解き方の手順

まず、加速度 axa_x を求めます。初速度 v0=32m/sv_0 = 32 m/s、最終速度 v=0m/sv = 0 m/s、時間 t=5.0st = 5.0 s であるから、
ax=ΔvΔt=vv0t0=0m/s32m/s5.0s=6.4m/s2a_x = \frac{\Delta v}{\Delta t} = \frac{v - v_0}{t - 0} = \frac{0 m/s - 32 m/s}{5.0 s} = -6.4 m/s^2
次に、時刻 tt における速度 v(t)v(t) を求めます。等加速度運動の式より、
v(t)=v0+axt=32m/s+(6.4m/s2)tv(t) = v_0 + a_x t = 32 m/s + (-6.4 m/s^2)t

3. 最終的な答え

加速度の xx 成分は 6.4m/s2-6.4 m/s^2 です。
時刻 tt における速度の xx 成分は v(t)=326.4tv(t) = 32 - 6.4t (m/sm/s) です。
**問題5**

1. 問題の内容

xx軸上を運動している質量 0.20kg0.20 kg の物体の位置を測定したところ、x(t)=3.0t236tx(t) = 3.0t^2 - 36t [m] であることがわかった。以下の各問に答えよ。
(1) 時刻 tt [s] での物体の速度の xx 成分 vx(t)v_x(t) [m/s] を求めよ。
(2) 時刻 tt [s] での物体の加速度の xx 成分 ax(t)a_x(t) [m/s²] を求めよ。
(3) この物体は、ある時刻で折り返す。折り返す時刻と、折り返し点の座標を計算せよ。

2. 解き方の手順

(1) 速度 vx(t)v_x(t) は、位置 x(t)x(t) を時間 tt で微分することで求められます。
vx(t)=dx(t)dt=d(3.0t236t)dt=6.0t36v_x(t) = \frac{dx(t)}{dt} = \frac{d(3.0t^2 - 36t)}{dt} = 6.0t - 36
(2) 加速度 ax(t)a_x(t) は、速度 vx(t)v_x(t) を時間 tt で微分することで求められます。
ax(t)=dvx(t)dt=d(6.0t36)dt=6.0a_x(t) = \frac{dv_x(t)}{dt} = \frac{d(6.0t - 36)}{dt} = 6.0
(3) 物体が折り返す時、速度は 0m/s0 m/s になります。したがって、vx(t)=0v_x(t) = 0 となる時刻 tt を求めます。
6.0t36=06.0t - 36 = 0
6.0t=366.0t = 36
t=366.0=6t = \frac{36}{6.0} = 6
折り返し点の座標は、x(6)=3.0(6)236(6)=3.0(36)216=108216=108x(6) = 3.0(6)^2 - 36(6) = 3.0(36) - 216 = 108 - 216 = -108

3. 最終的な答え

(1) 速度の xx 成分は vx(t)=6.0t36v_x(t) = 6.0t - 36 (m/sm/s) です。
(2) 加速度の xx 成分は ax(t)=6.0a_x(t) = 6.0 (m/s2m/s^2) です。
(3) 折り返す時刻は t=6t = 6 [s] です。折り返し点の座標は x=108x = -108 [m] です。

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